誰にも聞けない経営財務戦略!

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より良い暮らしを創造しよう!

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まちビジネスパートナーCFO!

皆さん、おはようございます!
MUFG PARKを訪れてみました。今年6月にオープンしたばかりの一民間企業が運営する公園です。文教地区に位置しており、緑が多く街に対して開かれていてとても素晴らしかったです。中でも「まちライブラリー」というコミュニティスペースは注目に値します。



一般的にまちビジネスとは、地域において経済活性化や人口増加を目指す取り組み全般を指しています。人口増加促進、産業再生、文化創造などが重要な要素とされています。具体的な活動として、地域イベントの企画・開催、公園の整備・維持管理、商店街の活性化などがあります。そして、それを実現して行くには、何より地域の特色を生かすことが必要です。


私はそれを地域の中小企業の経済活動を通して実現していきたいと考えています。これまでの社会や産業の枠組みに捉われず、時代の流れを読み取りながら産業構造における元請や下請けといったヒエラルキーから脱して、どの中小企業もエンドユーザーの目線を持つことから全てがはじまると思います。自らの事業の特色を生かし、どう事業を再構築するかです。


ただ中小企業が単独で事業を成り立たせることばかりを考えず、地域内の企業同士が連携しあいながら新しいビジネスや商品を創出することにより新たな雇用が生まれれば、その地域における人口流入にもつながるでしょう。中小企業の事業拠点をコミュニティスペースとして捉えていく視点も産業観光や地域に暮らす人々との交流という観点からも必要でしょう。


大手企業とは異なり中小企業の醍醐味は、暮らしとビジネスが表裏一体の関係にあるところでしょう。その地域に暮らす人々がビジネスも司どっていますので、目線が当然にして自分たちの地域に根差すことになります。本来ビジネスとは、人々の暮らしに近いところに存在すべきだと思います。その意味では、いまの産業は暮らしから乖離し過ぎているでしょう。


中小企業を元気にすることが、結果的に活力ある「まちづくり」に寄与することだと考えています。しかし、中小企業の経営者は、常に課題に直面し、孤独で悩むことが多いものです
。その様な経営者に対して、同じ視点で課題を考え、気持ちをシェアし、将来に向けて伴走していくことを通し、少しでも多くの中小企業・経営者を元気にしていきたいと思います。


ただ単に支援するだけではなく、やはり自分も主体となって責任をもって事業に関わっていきたいと思います。中小企業は、管理部長的な守りの部分と経営参謀的な攻めの部分の担うバックオフィスがとても弱いか、存在しない場合が多いというのが率直な感想としてあります。だからこそ、社外役員として中小企業やその経営者を支えていくことが大切なのです。


敢えて社外役員としてるのは、客観的な視点を保持する為にも必要ですが、それ以上に地域内の多くの中小企業との関係を醸成しながら連携関係を創って行く為に不可欠だと考えるからです。また、中小企業にとってCFOという役員を常勤で迎え入れるには、負担が大きすぎる側面もあるでしょう。であれば社外役員として複数社でシェアして貰えば良いのです。


まちビジネスパートナーCFOは、中小企業の外部の経営参謀として経営や事業の企画に軸足を置きながらバックオフィスを管理し、中小企業の企業価値を最大化させるべく事業を再構築させて行く存在です。その結果として地域内にヒト、モノ、カネが循環する持続可能な地域経済を育んでいくことにあります。「まち×ひと×しごと」という視点で取り組みます。


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キャリア健康診断!

皆さん、おはようございます!
若い頃から自分のキャリア形成については、将来の目標を明確に定めてワープロで清書してきた経験を持ちます。それと現在を比較してみますと、概ね自分が思い描いてきた通りの道を歩んできているように思います。それから30年余りが経ちますが、不思議なものです。



日本において転職は、触れてはならないこと、隠しごとのように捉えられてきたように感じます。しかし、人生100年時代、70歳くらいまで誰もが働く世の中に変化している中で
、新卒で入った会社1社に50年近くも在籍するというのは非現実的ではないでしょうか。リスキリングと労働市場の流動化は、セットであらねばならいと思いますが如何でしょう。


キャリアの考え方や働き方に多様性の視点も重要でしょう。一昔前であればほぼあり得なかった、いったん起業して再び会社勤めに戻る、副業して複数の名刺を持つということもあたりまえになってきています。キャリアというと、キャリアアップや年収を上げるという思考になりがちですが、ビジネス人生において大切なことは将来の目標を明確に持つことです。


必ずしも直線的な上昇ではなく、回り道であったり、時には失敗があったり、という経験が最終的にキャリアに花を咲かせる結果につながるものだと思います。自分の現在位置をしっかり確認しながら、学びを通してキャリアの軌道を適宜修正していくことが必要でしょう。
現在の会社がふさわしくないのであれば転職を考え、自分の将来の目標を実現すべきです。


自分のキャリアを主体的に選択、形成するオーナーシップ意識を持ちながら、なりたい自分
をキャリアの方向性から逆算し足りないものを学習、経験値として積んでいくことがなによりも大事だと思います。その舞台として現在の会社が相応しくないのであれば転職を考えれば良いでしょう。日頃から自身のキャリアの棚卸し「キャリアの健康診断」行うべきです。


50歳代であれば未だサラリーマン生活を投げ打ち、キャリアを転換することも可能でしょう。社会に出てから30年もの間に身に付けてきたキャリアを紙に書いて棚卸してみるべきでしょう。最初は職務経歴を書くように、自らが携わってきた職務の羅列でも構わないと思います。大切なことは、それら行間から浮かび上がって来る自分ならではの個性なのです。


成し遂げた成功体験や、失敗体験などが思い浮かんでくるものと思います。大切なことは、何を行っている時に一番楽しかったのかを充分に自分自身で理解することなのです。その上で、それら経験を生かして将来に向けてなにを行いたいかについて思いを巡らすことが必要になります。その為には、会社のことばかりでなく社会のことも良く知る必要もあります。


残りの職業人生が20年あれば、結構いろいろなことが出来ます。社会から何を求められているかを知れば、あとは夢を膨らませば良いだけです。その時に妙なフィルターを掛けることなく、自由に思い描くことがコツだと思います。自分にそんな大それたことは出来ないなどとは考えずに、それこそ若い時になにを実現したかったのか思い返しても良いでしょう。


人間とは不思議なもので、夢を見て将来を思い描いていると、そちらの方に吸い寄せられて行くものなのです。それは潜在意識がそうさせるのでしょう。だからこそ、自分の将来目標を紙に描いて目に付くところに貼りだしておくことをお勧めします。その目標に近づいて行くために、日々なにをすれば良いのかが明確になります。キャリアは自分で創るものです。


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暗黙知を評価する社会に!

皆さん、おはようございます!
形式の知識に留まることなく、本質を理解するべく深めていくことが暗黙の知識だと思います。物事を創造したり応用する力は圧倒的に暗黙知が司っているのですが、いまの社会の枠組みの弊害は多くの形式知を携える人物を評価してしまう風潮が蔓延ってしまっています。



「暗黙知」とは、「個人の経験や勘に基づく、簡単に言語化できない知識」のことを指します。経験的に使っている知識だが簡単に言葉で説明できない知識のことで、経験知と身体知の中に含まれている概念です。例えば微細な音の聞き分け方、覚えた顔を見分ける方などと言えば合点がいくでしょう。マイケル・ポランニーが命名した言葉で経験知とも言います。


暗黙知に対するのは、言葉で説明できる「形式知」です。人が他人を理解するには、言葉を媒介としなければなりませんが、人の本質を理解するのに形式知ばかりに目を奪われていたら見誤ってしまします。少しずつではありますが、その様な理解が広まりつつあるように感じます。一橋大学の野中郁次郎先生の書籍「知識創造経営」にもその点が協調されてます。


人間性心理学の権威カールロジャーズ先生の書籍「ロジャーズが語る自己実現の道」にも、暗黙知という言葉は使用していませんが、人間が人間らしく成長する為には言葉にならない自己の内面にある蓄積された経験を探索することが必要であり、またその人に寄り添うカウンセラー自身も受容、共感、肯定的関心といった経験に触れ自らも成長するとしています。


確かにその様な豊富な暗黙知を持つ人であっても、それをどの様に形式知として表現(=必ずしも言語に留まらず音楽や絵画であってもよい)していくかという、技法を身に付けていくことは大切でしょう。自分が持つ経験を拠り所とした考えを形式知として表現できなければ他人はそれを理解することが出来ないからです。暗黙知を形式知に昇華させる過程です。


豊富な形式知を持ってそれに化体しながら自己表現することも大事でしょうし、その作業を自分一人で行うより他人との関係の中で形式知を借りながらそこに当て嵌めることもあるでしょう。その過程では、言葉にならない暗黙知を共有するための信頼関係も必要であり、それ以前に共感しあって初めて成し得る作業だと思います。心理的安全性も確保されてます。


誤解しないで頂きたいのは、暗黙知が形式知と結ばれ語れるというものではなく、暗黙知によってこれまで定石とされてきた形式知の概念を変容させるという意味を持ちます。中には暗黙知をやっとの思いで形式知化したと思ったら、実はその様な形式知が既に存在しているということもあるでしょう。その様な知識は形式知を身に付けた方が早いものと思います。


いま望まれる暗黙知というものは、それに気づき形式知化することにより人間的成長に結びつくもの、またその結果として新しい形式知を生み出す創造力に結びつくものだと思います
。既に概念として定義づけられている形式知同士をただ単に重ね合わせても何も生まれてきません。それを為せる方法は、そこに暗黙知が介在している場合だけに限られるでしょう。


これまで暗黙知を形式知化するのは一部アーティストのみと考えられてきましたが、これからの社会ではこの地球に生きる全ての人が新しい形式知を創出することが望まれます。その様な社会にしていく為には「競争」でなく「共創」することが大切でしょう。その結果として、将来を描き切れない閉塞感に別れを告げて、輝かしい将来を描き出すことが可能です。


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