皆さん、おはようございます!
どうしてビジネスの企画開発とファイナンスのストラクチャー構築という両利きのCFOになったかといいますと、金融機関だけではなく長らく事業会社の中で仕事を行って来たからだと思います。その様な中で、ビジネスの強みを見極める目利き力を養って来たからです。

なぜ両利きのCFOというポジションに拘りがあるかと申しますと、ビジネスで使用する言語がコーポレートファイナンスだからであり、その目的とする所がビジネスは社会の課題を解決して行くものであるとするソーシャルビジネスの観点から、そのビジネスモデルを絶えず改編しながら社会的経済的価値を追求し続けて行きたいと考えているからなのでしょう。
経営者のビジネスを通して実現したいと考えるパーパスを起点として、経営者が持つコアコンピテンシーやビジネスが持つコアコンピタンスの強みを目利きする力を生かしながら、市場環境を踏まえ既にあるビジネスモデルを改編したり、派生的に新しいビジネスモデルを構想する力に恵まれこれまでに様々な新しいビジネスを実際に構築して来た経験を持ちます。
例えばM&Aを行う際にも、単にビジネスを右から左へ移動させるのでなく、そのビジネスをもっと社会に受け入れられる観点からビジネスを構成する資源をどの様に組み合わせてビジネスモデルを改編するかという視点で取り組んで来てます。また低稼働のビジネス資源を活用した新たなビジネスモデルを構想しながらアライアンスに結びつけた経験も持ちます。
その様な視点を持つに至ったのは、やはり会社再建や事業再生といった業務に若くして長らく関わったことにあります。その様な場面で往々にして行ってしまうのが、財務リストラと言われる赤字事業を切り捨ててしまう発想ですが、それは結果的に会社を弱体化させてしまいます。大切なことはコアコンピタンスを見極め研ぎ澄ませながら、再構築することです。
ファイナンスストラクチャーの観点からも、未来に向けたビジネスのポテンシャルを高められなければ、信用創造など出来ないからです。ファイナンス面から信用創造をする際に、どんなにポテンシャルの高いビジネスに対しても、リスクを極限までヘッジしようとする誘因が働きますので、それを法的観点からビジネスを構築する際に出来る限り排除するのです。
所詮ビジネスというものは、事業資源や取引関係を有機的に結合すべく、法的な財産権、債権債務を駆使して形づくるに過ぎません。ビジネスのリスクを見越して予め法的なプロテクトを掛けてしまうと言えばご理解いただきやすいと思います。この様に経営者のパーパスを起点として、市場環境を踏まえ事業資源を見極めながら実際にビジネスを構築しています。
今後、この両利きのCFOとしてのノウハウをパーパスアライアンスをコーディネートする場面で生かして行きたいと考えています。これからのビジネスというものは、マス経済の中で規模の経済を追及して自己完結しながら拡大して行く時代ではないと思います。もっとミクロ経済の中にある地域社会の課題をビジネスを通して解決して行くことが大切でしょう。
それを実現して行こうとパーパスを共有する経営者の想いを束ねながら、それぞれが持つ研ぎ澄まされた固有の事業資源を組み合わせながら一つのビジネスを形づくって行ければと考えています。例えば、店舗が連なる商店街を一つの百貨店や専門店として有機的に捉えることも可能でしょう。それを実現する為にインキュベーションコミュニティが必要なのです。
今日もありがとうございます!

