誰にも聞けない経営財務戦略!

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まちづくりCFO!

皆さん、おはようございます!
人間のみに備わっている創造力があるから人間は希望を持って躍動できるものと思います。ただ素晴らしい能力であるはずの創造力ですが、その能力を生かし切れていないと、むしろ不安を募らせるものかもしれません。それはネガティブな創造ばかりするからでしょうか。



またまた奇妙なタイトルを掲げて今日のブログを記すことになりました。思い付きの造語ですが、そこには実は自分に出来ること、自分の遣りたいこと、社会から求められてることが凝縮して表現されているのです。CFOは自分の職位であり確実に出来ることを言い表しています。まちづくりは広く社会から求められており、また自分自身でやり遂げたい事です。


この3つの輪が重なり合い一致した時に、自然と自分に対して素直な気持ちになれ、心身に無駄な力が入らなくなりました。いつも青空を見上げながら歩いている様な気持ちです。将来に対して様々な手掛けて行きたい希望が身体から迸るように湧き出てきます。現在もソフトサックスのBGMを聴いていますが、いつも心は穏やかでリズミカルに時を刻んでます。


何でまちづくりにCFOが必要なんだと疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。別にCEOでも良いのですが、CEOはCOOやCFOから引き継がれることが多いものでしょう。マーケティング系かファイナンス系のどちらが専門であるかということになりますが、私の場合は完全に後者に該当するでしょう。それ以前にマネジメントが不可欠ですが。


マネジメントを行うためには、自分の専門領域だけを持っていれば良いというものではなく
、事業に必要な業務をひと通り経験し理解していることが必要でしょう。ただし、自らの専門領域を深めて行きますと底流にある基本的な考え方に共通のものがあることに気付きます
。だから、自分の専門領域以外のことに対しても一定の判断が出来るようになるわけです。


それから人間の基本特性について人並み以上に理解していることもマネジメントを行う上では必要なことでしょう。私などは、この閉塞感漂う社会を変革していく為には、人間が変わり成長しなければいけないと受け止めています。それは、どんなに教示的に説明をしていた所で変わる訳はなく、やはり個々人が様々な経験を通して気づきを得ることだと思います。


さて、ここでCFOという仕事についてご説明をしたいと思います。日本でCFOと言いますと財務担当役員程度にしか捉えられておらず、だいぶ本来のCFOとはかけ離れていると言わざるを得ません。CFOは経営戦略や事業戦略を立案し、それを財務戦略を考慮しながら調達した資金を投資判断する役割を担いながら、バックオフィス全般を管理するのです。


私は、これらの職務は最低限であり、実際に事業開発する経験などを持ち合わせている必要があると考えています。そこまで出来るCFOは、世界中を見渡してもそんなに多くはないものと思います。CEOを務めたこともありますが、やはりコーポレートファイナンスに対する造詣が深いことから、CFOという職務の方が私にとってはしっくりと来るようです。


まちづくりとは、その地域固有の資源を有効活用しヒトとカネを循環させることです。実はそれはビジネスそのものと捉えられるでしょう。いまのビジネスは業界や業種を特化させ企業という垣根で擬制していますが、その考え方を「まち」という枠組みでビジネスとして捉えたら、一定の地域内のあらゆる需要に応えるビジネスと見立てることが出来るでしょう。


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まちマネジメントビジネス!

皆さん、おはようございます!
自分は財務企画かと思っていましたが、企画財務の方が言葉の概念として正しいようです。財務企画ですと財務に限定された戦略立案および実行ということになりますが、企画財務は経営や事業の戦略を立案した上で、財務的な観点を踏まえ実行するという違いがあります。



現在、いくつかの中小企業の企画財務業務に携わっています。それぞれの企業は位置する立地が3つに分かれていますが。これからは、その3つの地域の中に限定して根城を下ろしていきたいと考えています。それら中小企業の業種はそれぞれ異なりますが、拡大解釈して括ってみるとメーカーということになると思います。共通点は地域に密着していることです。


何れの企業も産業構造の転換による構造不況の煽りにより喘いでいましたが、これまで蓄積してきた事業資源を新しい事業構想の下で組み換えを行い、事業を再構築している只中にあります。産業構造の底辺を支えることに甘んじるポジションから、核となる技術やノウハウに磨きをかけてエンドユーザーに直接働きかけていく戦法を採っていることも共通します。


それぞれの事業が確立し安定してきたら、地域内の産業クラスターのハブとして他の中小企業と連携しながら地域ぐるみで新しいビジネスやプロダクトを創出していきたいと考えています。その際、産業クラスターのハブとなる為には、その産業領域における企画デザイン、設計、品質管理といった技術力を自社のみならず、他社にも供与していく必要があります。


また、私自身も歩みを供にし産業クラスターに加わる中小企業の企画財務に携わりながら個
々の企業の事業再構築を果たし有機的な連携関係を強固なものにしていきたいと考えています。その地域というまちの希少資源である土地を有効活用しながら、ヒトとカネを呼び込み持続可能な循環経済を創っていくことが最終目標となります。産業観光の視点も必要です。


いわば工場に必要な機能をまちに点在させ、それらを有機的に連携させ一つのバーチャルファクトリーとして機能させる考え方です。まちにはファクトリーだけでなく、ショップやキッチンも必要でしょう。それらを一つの壁に隔てられた事業体として捉えるのでなく、互いに持ちつ持たれつ事業を営む連携関係を創っていくことがこれからの時代に必要でしょう。


共同でマーケティングやプロモーションを行ったり、地域ブランドを一緒に打ち立てることも有効でしょう。そればかりかバックオフィスといわれる業務を共有してしまい、それぞれの企業は自らの事業運営に専念することでマネジメントをシェアしてしまっても良いと思います。必要なファイナンスは地域ぐるみで資金調達を行い、モニタリングしていけばいい。


出来るなら、空き家や空き工場などを利用し、新たに起業しようとする人向けに事業サポート付シェアファクトリーやシェアショップとして有効活用してはいかがでしょう。そこでテストマーケティングを行い事業が上手くいく様でしたら、本格的に空き家や空き工場を借りて事業を始めれば良い。そんな地域ぐるみの新しいビジネスが循環する仕組みも必要です。


一昔前なら、一つの企業体として纏め上げてしまった方が経済合理性に適っていると考えられましたが、これからは規模の不経済が働きますので、分散型の緩やかな連携の方が理に適っていると思います。それは効率性に凌ぎを削るばかりでは人間が疲弊してしまい限界があります。それよりもっと人間の個性を尊重して創造的に暮らしていくことの方が大切です。


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会社を整理する心理!

皆さん、おはようございます!
数字ほど客観的な言語はないと思います。ただ財務ということになりますと、多少その趣を異にしています。事業における個々の経済事象に意味付けして数字に変換する作業を伴います。だから財務諸表を読むときは数字を鵜吞みにせず経済事象を読み解く必要があります。



会社というものは事業をこの世に生み落としてから、その成長過程や成熟過程を経て、やがて終焉を迎えるライフサイクルを辿ります。もちろん会社の中には創業後数百年も経たいまも未だ成長過程にある様なところもあれば、死の谷を乗り越えられず誕生後2~3年で消えていく会社も存在しています。その会社の全てのライフサイクルを守備範囲としています。


どうやって創業すれば良いかというご相談を頂くこともあれば、会社を続けて行きたいのだが極端に売上が低迷し資金が枯渇しており立ち行かなくなってからのご相談を受けることもあります。今回、破綻寸前の取引先企業に対する売掛金回収や貸付金返済がままならず、どうしたら良いかというご相談を受けました。数億あった売上も数千万にまで低迷してます。


直接、その当事者の社長とお会いしていませんので、どうされたいのかが分かりませんが、きっとどうしたら良いのか自体が分からないのでしょう。その様な状況に至る経験というものは、長い人生の中でそうそうは経験することがありませんので、経験したことのない判断はなかなか出来るものではありません。だから「怖い」というのが正直なところでしょう。


傍から見れば破産するしかないと簡単に判断してしまいがちですが、破産行為一つとってみても自動的に誰かが遣ってくれるものではなく、それすら社長が判断しなければならないのです。しかも、破産手続きをするためには裁判所への予納金など、お金がなければ出来ません。すでに資金が枯渇してしまった会社などは、残された財産を換金する必要があります。


破産手続きのマニュアル本でもあれば良いのですがそのような物はなく、せいぜい法律家向けの法的手続きが記載された本に限られますので役に立ちません。だからか社長が破産手続きをするのは良い方として、普通は夜逃げしてしまい社長の消息が分からなくなることが一般的なのです。社長たるものは社会に対して責任を負っていますので逃げてはいけません。


例え破産手続きを行ったとしても、社会からは冷ややかな白い目で見られますし、裁判所へ出廷する気持ちは、まるで犯罪でも起こした気持ちにされるものです。しかしながら、なぜ破産手続きというものが存在するかというと、会社の社長を再び社会復帰させて更生させることにより健全な経済活動と秩序の維持を目的としていることが意外に知られていません。


私は、法的更生手続きとともに社長に対する心理的なケアも必要だと考えています。その様な社会の枠組みが存在していないからです。会社が破綻してから社会復帰するまでの間は、精神的な支援をしていかないと、当事者にとってなかなか辛いものがありますし、会社を破綻させる経験というものは社会にとっても貴重で有益な経験であり次に生かして頂きたい。


考えてもみて下さい。この社会に新しく会社が出来るのと同じ位の数の会社が消滅している事実をご存じでしょうか。その大半は休眠状態や放置されている現実を考えれば、社長独り会社の手仕舞いを行った経験は貴重で有益だ思います。人生、失敗から学ぶことの方が多いのではないでしょうか。是非とも前向きに最後まで社長としての責任を全うして頂きたい。


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