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財務と心理の交点!

皆さん、おはようございます!
私は会社や事業というものをそれを運営する人々とは独立した一つの人格を持つものとして捉えているようです。逆に言えば一般には、それらは所詮、それを運営する人々によって如何ようにも支配できるものであり、ただ目的を共有する集団に過ぎないと捉えられてます。



私の財務との出会いは大学を卒業した後に勤めた信用金庫からだと思います。大学では心理学を専攻し、就職時に経済の事や経営の事を全く理解しておらず、漠然と営業職に就くことになるのかという焦りも似たモヤモヤを感じていたと思います。それならそれらを仕事を通して学ぼうと信用金庫の職を選んだのです。地域経済に関心があったことも手伝ってます。


融資などで事業計画を読み込む上司や先輩を見ていて、格好が良いな自分も事業計画を作成できるようになりたいとワクワクしていたと思います。数字を商売道具とする金融機関の仕事ですが、なにも中身が詰まっていないホヤホヤの社会人ですから、金融業務の習得は好奇心も手伝って海綿が水を吸収する様に早かったと思います。お客様にも可愛がられました。


自分の中ではお客様の事業に対し、ただ資金を融資するだけで事業そのものに携われる訳でないことが物足りなさを感じ始めていました。若かったこともあり、事業を営むお客様から
、随分と信用金庫を辞めお客様の事業を手伝って貰えないかというお誘いを頂き嬉しかったことが思い返されます。そんな折に総合ディベロッパーに運よく転職することになります。


郊外型複合商業施設開発(=百貨店、専門店、ホテル)業務に携わることになり、地域開発の事業企画が楽しく、どの様な街づくりをするかマーケティングを通して構想を練りながら事業計画を作成する傍ら、随分と法務知識を叩きこまれたことが、いまの自分の礎となっています。見よう見まねで業務に携わっていましたが本気で会計の勉強に取り組んでました。


バブル経済が崩壊し会社再建業務に携わることになり、グループ経営陣、弁護団や会計士、諸先輩方からレベルの高い仕事を要求され、また計画作成を通して事業や経営に対して指導を受けたことは掛替えない経験となってます。それまでも事業採算の観点から幾つかの事業再構築を果たしてきていましたが、その心構えやノウハウをブラッシュアップさせてます。


この頃の私は、自らのコーポレートファイナンスというスキルを高めることばかりに目を奪われており、地域経済や地域開発といったことをビジネスを通して成し遂げることから遠ざかってしまっていたと思います。だから、そのディベロッパー亡きあとM&Aを通して企業価値を高めることに専念してしまい、自分の人生の目的と方法を履き違えてしまいました。


そのことに気付いたのは、自分で事業に取り組むようになったこの10年くらいの事です。
当初はITベンチャーよろしく仲間と2社のスタートアップ企業を立ち上げますが、肝心の商品であるIT機器の事よりメーカーズを支援したり、メーカーズたちが成功する秘訣のことばかりを考えていたと思います。それは暗黙知(=経験知)をどう形式知化するかです。


今は中小経営者や創業者の経営支援を行ってますが、そこでの気付きは意外にも彼らは自分の人生のありたい将来の姿を描けていないことです。自分の半生を振り返り、随分と回り道をしていますが、大切なことは明確なキャリアデザインを持つことです。それが自分の人生という事業の成功の秘訣だと思います。それをアドバイスしながらまちづくりを進めたい。


今日もありがとうございます!
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