誰にも聞けない経営財務戦略!

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まちマネジメントビジネス!

皆さん、おはようございます!
自分は財務企画かと思っていましたが、企画財務の方が言葉の概念として正しいようです。財務企画ですと財務に限定された戦略立案および実行ということになりますが、企画財務は経営や事業の戦略を立案した上で、財務的な観点を踏まえ実行するという違いがあります。



現在、いくつかの中小企業の企画財務業務に携わっています。それぞれの企業は位置する立地が3つに分かれていますが。これからは、その3つの地域の中に限定して根城を下ろしていきたいと考えています。それら中小企業の業種はそれぞれ異なりますが、拡大解釈して括ってみるとメーカーということになると思います。共通点は地域に密着していることです。


何れの企業も産業構造の転換による構造不況の煽りにより喘いでいましたが、これまで蓄積してきた事業資源を新しい事業構想の下で組み換えを行い、事業を再構築している只中にあります。産業構造の底辺を支えることに甘んじるポジションから、核となる技術やノウハウに磨きをかけてエンドユーザーに直接働きかけていく戦法を採っていることも共通します。


それぞれの事業が確立し安定してきたら、地域内の産業クラスターのハブとして他の中小企業と連携しながら地域ぐるみで新しいビジネスやプロダクトを創出していきたいと考えています。その際、産業クラスターのハブとなる為には、その産業領域における企画デザイン、設計、品質管理といった技術力を自社のみならず、他社にも供与していく必要があります。


また、私自身も歩みを供にし産業クラスターに加わる中小企業の企画財務に携わりながら個
々の企業の事業再構築を果たし有機的な連携関係を強固なものにしていきたいと考えています。その地域というまちの希少資源である土地を有効活用しながら、ヒトとカネを呼び込み持続可能な循環経済を創っていくことが最終目標となります。産業観光の視点も必要です。


いわば工場に必要な機能をまちに点在させ、それらを有機的に連携させ一つのバーチャルファクトリーとして機能させる考え方です。まちにはファクトリーだけでなく、ショップやキッチンも必要でしょう。それらを一つの壁に隔てられた事業体として捉えるのでなく、互いに持ちつ持たれつ事業を営む連携関係を創っていくことがこれからの時代に必要でしょう。


共同でマーケティングやプロモーションを行ったり、地域ブランドを一緒に打ち立てることも有効でしょう。そればかりかバックオフィスといわれる業務を共有してしまい、それぞれの企業は自らの事業運営に専念することでマネジメントをシェアしてしまっても良いと思います。必要なファイナンスは地域ぐるみで資金調達を行い、モニタリングしていけばいい。


出来るなら、空き家や空き工場などを利用し、新たに起業しようとする人向けに事業サポート付シェアファクトリーやシェアショップとして有効活用してはいかがでしょう。そこでテストマーケティングを行い事業が上手くいく様でしたら、本格的に空き家や空き工場を借りて事業を始めれば良い。そんな地域ぐるみの新しいビジネスが循環する仕組みも必要です。


一昔前なら、一つの企業体として纏め上げてしまった方が経済合理性に適っていると考えられましたが、これからは規模の不経済が働きますので、分散型の緩やかな連携の方が理に適っていると思います。それは効率性に凌ぎを削るばかりでは人間が疲弊してしまい限界があります。それよりもっと人間の個性を尊重して創造的に暮らしていくことの方が大切です。


今日もありがとうござます!
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