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副業とは何か!

皆さん、おはようございます!
昨日からお盆休みに入り、故郷へ帰省されている方も多いのではないでしょうか。
私は、普段からの疲れが溜まっているせいか、気が付けばリビングでうたた寝を繰り返す一日でした。偶には、こういう日があっても良いものですね。



福山市が、減少する人口問題に対して、ビジネスの一線で働く人財の力を借りたいと、全国で初めて「副業マネージャー」なる公募をしたことが話題となっています。
定員1名に約400名もの応募が殺到し、最終的に投資や映像制作などのプロが5名起用されたそうです。


福山市の公募活動をサポートした人材サービス会社によりますと、自社の登録会員の83%が副業に関心を持つそうです。その内の半数は自己実現や幸福感の追求が目的となっているそうです。彼らの大切にしたいものの第1位は「やりがい」で52%、第2位の「収入」29%を大きく引き離しているとのことです。


最近、大手企業で副業解禁の動きが顕著になって来ています。解禁する側の企業としては、自らが持つスキルを活かして副業先で活躍して貰えれば、その経験が本業でも活かされ、組織としての士気も高まると考えられています。それ以前に、目的を持って副業を手掛ける人財は自律的に行動でき、これからの時代に必要とされるのではないか。


いまの中央集中型ヒエラルキー組織での仕事は、組織も非常に巨大化し、業務の専門分化や標準化がなされている為、なかなか全体観をもって事業を俯瞰することが難しくなっています。また、年功序列型の昇進制度ではありませんが、会社全体を俯瞰できる立場になるには仕事の能力以外の部分も多分に必要となっています。


その様な状況の中で、ますます企業は効率化を追求していますので、働き手にとっては自分の意思に拘わらず、なかなか仕事に対して遣り甲斐を見い出すことが難しくなっているのではないでしょうか。折角、自ら築き上げてきた能力を活かしきれず、日々決まり切った定型業務に埋没せざるを得ない状況が想定されます。


副業により、持ち得る能力を社会に提供し、社会や他人の役に立てたことを実感出来れば、自らの価値を再確認することが出来るかもしれません。きっと、自ら副業を手掛けようとするからには、それなりの目的意識を持ってのことでしょうから、自らの力試しにもなり、遣り甲斐も相当なものだと思います。


そこでの経験を本業でも活かせれば、企業側としても組織が活性化すると考えられます。
ただし、その為には組織は個人を部分最適化させるという矛盾を改善して行く必要があると思います。その結果として、恐らく組織はヒエラルキー組織からフラットな組織へ変容する必要に迫られるのではないでしょうか。


もう一つ副業の利点で付け加えたいのが、それにより自らが働く組織外の世界を見ることにより、今までの本業では気が付かなかった知見を得ることが出来るということです。
全く異なる文化、考え方を持つ人々と交流することにより、いままでの本業での物事の考え方とは異なる新たな知見を得ることが出来ます。


それにより、今まで自らが持ち得ていた視点とは異なる角度から物事を捉えることが出来るようになります。ものごとの視点をズラして見ることにより、新たなアイディアを生み出しやすくなるというものです。これからの時代、今までの経験の積み重ねではない、新しい独創的な考え方が強く求められます。


もちろん、新たなアイディアを生み出すためには、内面的な気付き、思い付きといったメンタルに多分に左右される側面があります。それを生み出しやすくするためには、精神状態がポジティブである必要があります。副業により遣り甲斐を感じている時とは、精神的にポジティブであり、アイディアが生まれやすい状態といえます。


人間とは、自らが社会の中で活かされている時に遣り甲斐を感じるものです。それは、副業だけではなく、フリーランスであっても同様だと思います。その意味では、心理学者マズローの5段階の欲求説で、人間の最上位の欲求が自己実現の欲求であることを指摘しているのも合点がいきます(実は6番目に「自己超越の欲求」というのもあります)。


この様にして見てみますと、本質は、いかなる形態で仕事に就くかということではなく、如何に仕事を通して遣り甲斐のある充実した時間を過ごすことが出来るかどうかということではないでしょうか。その意味では、本業である企業組織も、働く側の遣り甲斐や満足感を高めることが、時代の要請であるのではないでしょうか。


今日もありがとうございます!
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受注生産のアパレル!

皆さん、おはようございます!
昨晩、最終の「あずさ」で松本から東京へ戻って参りました。
帰りの車中は熟睡してしまったようで、電車に乗ってから降りるまでの2時間半の記憶が全くありません。電車の適度な揺れは、眠気をそそりますね。



アパレル業界のスタートトゥデイが衣料品の通販サイトにおいて、オーダーメード商品を提供するメーカーへの脱皮を目指しています。
ジャストサイズの洋服を提供し、自らも在庫負担を減らすという新たなビジネスモデルを描き、業界の常識を翻す試みです。


全身を採寸する専用のスーツ(=ゾゾスーツ)とアプリケーションの無料配布に傾注しています。ゾゾスーツとは、体型をトレースする採寸服であり、黒字に無数の白いドットがあしらわれており、スマートフォンで360度撮影をすれば胸囲やウエスト、ヒップ、袖丈、股下などのサイズが計測できます。


個々人にピッタリのサイズの洋服を提供することにより、プライベートブランドを持つアパレルメーカーへの脱皮を図ろうという構想です。お客様自ら計測した身体サイズのデータを自分達の生産工場へ転送することにより受注生産を行うため、基本的に在庫リスクを負わない事業と言えます。


今までのアパレル業界は、様々なデザイン(=図柄、形)の洋服を大量に生産し、売れるかどうか分からない商品(=アパレル事業が水ものと言われる所以)の高い在庫負担が事業の最大のリスクと言われています。売れ残れば、在庫一掃セールを行い、その処分販売の低い利ザヤを新商品の販売価格に転嫁する為、値段が高止まりする構造です。


スタートトゥデイは、その従来の事業構造に目を付け、受注生産によるオーダーメードの洋服を提供する生産体制を構築することにより在庫負担を極力逓減し、販売価格を大きく引き下げようとするものです。情報技術の進展が、これを実現することを可能とするものです。


実はスタートトゥデイの取り組みは、様々なスタートアップベンチャーと中小縫製メーカーの取り組みにより既に実現しているものです。但し、インターネット販売により受注生産を行う場合に問題となるのが、購入しようとする洋服のサイズの問題です。スタートトゥデイはゾゾスーツを既に112万枚無償配布済みであるそうです。


高価な洋服を買う為ならゾゾスーツも理解できるのですが、ちょっとした遊び着を買うのに各家庭にゾゾスーツの様な計測用のスーツが広げられるかが、一つの課題になりそうです。「一家に一着、ゾゾスーツ」ということになるのか、それとも人間の心理的な抵抗から、採寸のみは店舗に赴くことになるのか分かりません。


先のベンチャー企業では、シャツを中心に取扱っていますので、大まかな寸法は各自が知り得ていますので、大きな問題にはなっていないようです。
ユニクロの柳井氏は、自らが製造小売りという事業形態を採っているせいか、このスタートトゥデイの取り組みには一刀両断、手厳しいコメントをされている様です。


確かに生産ラインを統制し、一定の品質管理を維持して行くためには、IT発想だけではないアナログで地道なノウハウの積み重ねが不可欠だと思います。構想だけでは実現できない難しい部分もあるでしょう。しかし、いまのアパレル業界の事業構造の問題点は、一企業としての問題に留まらず、社会的な損失でもあります。


仮にユニクロが受注生産型の商品を提供するとしたらどうでしょう。ユニクロ店舗で体型を採寸し、個人データをメンバーカード等で保存すれば、いつでも、どこでも、それこそネット販売でも受注生産の洋服を手頃な価格で手にすることが可能となります。
その為には生産ラインもデジタルファブリケーションに切り替える必要があります。


スタートトゥデイも、生産経験がなく、それが課題であるのなら、それこそ国内にある中小縫製メーカーと協働体制を組めば良いと思います。生産設備が老朽化していれば、最新式の機器を購入して貸与すれば良い話しです。また、場合によっては、ゾゾスーツをユニクロと共用しても面白いと思います。


情報化社会は、様々なモノ、ヒトを紡いでいきます。その結果、今までのビジネスでは考えられもしなかった新たな事業の可能性が生まれて来ます。その際に、競合関係にある企業が反目し合うことなく、前向きに協働して行くことが大切になって来ます。これからの時代は、生産者が主体ではなく、生活者の為にあるのですから。


今日もありがとうございます!
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起業は焦らず小さく!

皆さん、おはようございます!
台風の影響で心配された松本への訪問も、何ら問題なく清々しい朝を迎えています。
ここ松本も台風の余波で少し風が強かったですが、快晴でした。
日中は気温も相当上がりますが、東京ほど湿度がなく過ごしやすいです。



世のサラリーマンは、自分で事業を興せるのならサラリーマンではなく自分で商売を営みたいと考えている方が多いのではないでしょうか。自ら商売を営むと生活が不安定になりリスクが大きいから、結果として消去法で現状のサラリーマンの身を甘んじている、というのが多くの考え方だと思います。


サラリーマン生活を送っていても、目指すところは何か新規事業を開発したり、事業部の長として思い切り事業を切り盛りしてみたいと思うのは、誰しもが考えることでしょう。
企業内でしたら、仮にそれを仕損じたところで、社命で行っていることであり、個人の生活にまで影響を及ぼすことはありません。


そんなサラリーマンであっても、運命の悪戯、巡り合わせとでもいうのでしょうか、時たまサラリーマン生活を卒業して、自ら事業を興さざるを得ない機会というのもあるものです。流石に、この時ばかりは自分の為すこと全てが自身の責任に及んでくることになりますので、サラリーマン時代のように軽やかに身体が動かないかもしれません。


それでも、慣れというのは恐ろしいもので、頭の中を覆っていた思考を鈍らせる膜が剥がれ落ちて行くように、少しずつ身体が動くようになって行くものです。
ただ、自分の言動はなかなか自身では客観視することが難しいというように、この呪縛から解き放たれる為には、少しばかり経験が必要かもしれません。


元々サラリーマンをしていて、その後父親とともに家業を営みはじめた知人の男性が、独立して新たに事業を興そうとしています。いろいろなセミナーやイベントに積極的に参加され、これからの世の中の状況や将来的に社会に必要とされるであろうことが充分に見えており、自分の遣りたいことも明確になっています。


さて、これから一歩を踏み出そうという正にいま、なかなか足が竦んでしまい最初の一歩が前に出て来ません。自分の遣りたいこととは言いましても、それを遣る為の入り口は無数にあり、そこが絞り込めていないのですね。事業というものを大上段に構え過ぎてしまい、刀を振り下ろせば下ろすほど空を切ってしまい手応えがないから焦ってしまう。


もっと最初の一歩を小さく、自分のできることを充分に見極めて、それを提供することにより受け手であるお客様がどの様に受止めるのかを検討する必要があります。ある世の中にない商品を世に送り出すとは言いましても、それを作るのか、販売するのか、情報を提供するのか、他人が為すことを支援するのか様々な関わり方があります。


自分の経験を振り返り、自らそれを作ることが出来るのか、営業が得意だから人に造って貰ったものを販売するのか、類似する商品の情報を集めて提供するのかなど、それぞれに付いて自らが得意とすることを明らかにし、また、それに対してお客様がどの様に受け止めると考えられるのかを知る必要があります。


この辺の需要と供給の検討を充分にシミュレーション(複数で構わないので優先順位を付ける)を行った後に、実際に小さくお客様に商品を提供して反応を見てみる。それを2、3回繰り返して実績を積み上げて行く。ここまで出来れば新たな商いに向けた礎が整ったと言えるでしょう。その実績を信じて、本格的に事業をはじめれば良いのです。


知り合いに某女性経営者がいます。経営実績としては14年になるのですが、事業が本格的に軌道に乗り出したのはこの3年位の間です。この女性経営者もなかなか事業の入り口が見つからずに難儀したそうです。サラリーマン時代のノウハウを活かして企業向けに非正規雇用の人財採用や業務標準化についての総合的なアドバイスを行っていました。


この女性経営者いわく、お客様との最初の接点である自らのセールスポイントに付いて、総合力ではなくその中でも最も得意とする募集・採用に的を絞ってから事業が軌道に乗りはじめたそうです。小さなはじめの一歩が軌道に乗り始めますと、そこから様々な事業の広がりが出て来るものです。


男性よりも女性の方が、起業に際して肩に力が入らず上手い様に思うのは私だけでしょうか。男性の場合は、生活を背負っていたり、虚栄心の様な男の性的な部分も多分に影響している様に見えます。焦らずにじっくりと起業の準備をする為に、副業からはじめるのも一つの手かもしれませんね。


今日もありがとうございます!
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