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事業成功の視点!

皆さん、おはようございます!
電車の中で、一人分のスペースをあけて座るのもすっかり定着した感があります。途中の駅で人々が乗り降りしても、決して開いている席に座ろうとはせず、人との適度な空間を保ちながら立っている姿を見ますと、それがエチケットとして定着しているようです。



事業運営の常套手段は、自己の持つ事業資源、得意分野といったものを充分に見極め、それを社会が求めるものとベクトルを重ね合わせていくものだと思います。会社であれば、今までに蓄積してきた事業資源、ノウハウといったものを絶えず俯瞰せねばならず、個人事業者であれば事業者個人の得意分野、スキルといったものを内省する必要があります。


なかには、非常に感性が強く、知的好奇心が旺盛で、頭の切れ味が一味違う猛者が、過去の経験や自らが持つリソースなどお構えなしに、いとも容易く事業を立ち上げ、株式公開にまで至る例がありますが、それはほんの一握りの強運の持ち主です。それでも、株式公開後に、無理がたたって業績悪化の憂き目にあう事例は枚挙にいとまがありません。


それ以前の問題として、事業成功の秘訣は、どの様な事業を行うかという簡単そうで難しい問題に直面した時に、自分のやりたいと思うことを行うことではなく、自分にできることを行うことだということを実感しています。それも、独り孤軍奮闘するのではなく、できれば自分の琴線に触れる信頼のおける仲間と連携しながら事業を行うべきでしょう。


事業とは、自身のやりたい事業を行うために必要な人財を集めることではなく、先にパートナーが存在して、それらのパートナーの強みを掛け合わせた結果として、自然に事業が発生していくことが望ましいとすら思えます。そのパートナーとの揺るぎない協力関係の下、自身が得意とすることを活かしながら事業にあたって行くことが必要だと思います。


話しは変わりますが、事業が上手くいく会社には以外にも類似点が多いもので、私なりにその会社の見るべきポイントがあります。それは、いままでお話しした経営資源や人脈といった類の話ではなく、もっと大切な根本姿勢の問題です。少々、妙な観点から会社を眺めていると思われるかもしれませんが、もう少しお付き合いを頂ければと思います。


一つは、今でこそ残業でラーメンの出前を取ることはないと思いますが、高校、大学時代とラーメン屋でアルバイトをしていた時のこと、出前後の丼ブリを引き取りにパントリーに行きますと、綺麗に洗って置いてある会社と食べ残しや割り箸をそのままにして丼ブリを乱雑に積み重ねている会社があります。この差は会社の姿勢として業績に表れます。


もう一つは、会社にある共用トイレです。トイレはお金を稼がないから、そこにお金を掛けるべきではないと言い切る会社もありますが、その様な会社は間違いなく今は存在していないと言っていいでしょう。たとえトイレが古くてもきちんと手入れをしているかどうかは、訪問するお客様からみれば直ぐに分かることです。それが出来るかどうかです。


何を申し上げたいかと言いますと、会社なんて表面的に繕おうと思えば、お金を掛ければいくらでも出来ます。しかし、トイレやパントリーといった場所にこそ、その会社の姿勢が実によく表れます。仕事以外の何気ない行動に、実はその会社の本質が見て取れます。事業を行うということは、独り善がりではなく相手の立場に立てるかどうかが大切です。


今日もありがとうございます!
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