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時代が求める事業承継のあり方!

皆さん、おはようございます!
最近、少し時間のゆとりができたせいか、気が付いたら毎日ブログを書くようになっています。ちょうど1年前のGW明けから一日置きに書くことにしたのですが、その日に思いついたことをブログとして活字にしますとより鮮明に記憶に留まり頭の整理になります。



事業を止める人がいれば、事業を始める人もいます。多くの後継者のいない中小事業オーナーは、まだまだ自らの事業を過小評価し過ぎで、M&Aが事業承継の選択肢として有効だと考える経営者は2割に留まっているそうです。残りの8割の経営者は、折角、築き上げてきた事業を後世に残すことなく廃業することを前提に考えていることが残念です。


多くの中小経営者は「うちの会社が売れるわけがない」と思っているか、「会社を人様に買ってもらうのは恥ずかしい」と思っている方がほとんどのようです。廃業する以前に第三者に事業承継すれば、そこでの資金を老後の生活費として蓄えることも可能でしょう。社会の役割を担ってきた事業を存続させられれば、そんなに幸せなことはありません。


一番良いのは、これから事業を始めたいという人が、それら廃業しようとしている事業を承継していくことだと思います。ゼロから事業を興すにはリスクが付きまといますので、既に事業に必要な資産を持つ売上の読める事業を承継することが出来れば、事業を始めるリスクを限りなく小さくすることが可能です。両者にとってメリットがあると思えます。


多くの中小企業は利益が出ておらず赤字だと考えられますが、それでも売上に見合う経費構造とすべく梃入れをしていけば良いだけの話しです。どんなに赤字の事業であっても、必ず蓄積してきた固定客であったり、商品を提供する上でのノウハウといったものを持っているものです。そこに焦点をあて事業の立て直しをすれば継続の可能性を見出せます。


中小企業の多くは、自らの事業の構造を分析できておらず、結果的に利益が出ているのか否かにばかりに終始している帰来がありますが、きちんと事業を構成する資源を見極めれば、何が事業の足かせとなっているのかが浮き彫りになって来ると思います。その事業の課題を見過ごさずに再編集することが出来れば、その後も活かしていくことが出来ます。


一方、新たに事業を始める人も、M&Aにより事業を買収することになると、それに見合うそれなりの資金が必要になると躊躇してしまうのではないかと思います。しかし、すべてを自己資金で賄うようなことを考えずに、買収先である事業を担保に資金を銀行から借り入れることも可能です。最近、その際の連帯保証を求めない機運となりつつあります。


新しく事業を始めようとする人に備わっている能力、スキルが買収しようとする事業に最大限活かすことができ、事業のポテンシャルを引き出すことができるのなら、その事業を更に成長させて伸ばしていくことも可能でしょう。それは、事業を止める人にとっても、事業を始める人にとってもメリットのあるWIN-WINの関係であると言えましょう。


事業とは様々な有形、無形の財産、債権債務などの資源を有機的に結合させた集合体に過ぎません。その構成要素を充分に見極め、時代が求めているものを踏まえて、従来の事業における資源の組み合わせに新しい経営者の無形財産(=ノウハウ)を加えて再編集することにより事業は活力を取り戻します。その様な事業承継が社会に求められています。


今日もありがとうございます!
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