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自宅を起点とした経済活動!

皆さん、おはようございます!
昨日、仕事で東京駅周辺で打ち合わせをしようとカフェを探したのですが、丸の内も八重洲口も店舗という店舗はシャッター下りて、人影もまばらでした。まるで都市機能停止状態で薄ら寒ささえ感じてしまいます。いま起きている現実を直視せざるを得ません。



ある海外のコンサルティング会社の調査によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅などで働くテレワークを実施する企業は、99ヶ国約4千社のうち89%に及んでいるようです。日本でも政策的に企業に対して出社する社員の割合を3割以下に抑えるように要請しており、各大手企業がそれに従うべく在宅勤務を採り入れはじめています。


そのせいか、通勤時間帯の電車に乗っても、オフィス街を歩いていても人影がまばらで、これが日本の経済の中心の東京かという感じがしてしまいます。考えてもみれば、毎日、自宅からオフィスや工場、学校へと想像を絶する数の人々が移動してしていた訳ですが、それがパタッと止まり住宅地の昼間人口が増えているということが出来ると思います。


まだ外出自粛要請が発令されてから1週間という短い期間ですが、海外諸国の感染拡大傾向をみると、果たしてゴールデンウイーク明けの1ケ月という短い期間で収束していくのか疑問に思います。今はまだ1ケ月という期間だから自宅待機としている企業も、それ以上外出自粛要請が伸びるのであれば、本格的に在宅勤務を採り入れなければなりません。


果たしてその様な状況下において日本の経済、いや世界の経済を維持していけるのか心配になる方も多いと思います。確かに、テレワークを導入したばかりの時は、会社で仕事をする時よりも効率が一時的に3割程度低くなるという結果もあるようですが、それに慣れるに従いその効率も徐々に上がっていくようです。それは想像の範疇といえるでしょう。


むしろ、普段経験したことのない環境で仕事をすると新たな気付きも多く、慣れれば仕事にとってプラスとなるという話しもあるくらいです。確かに、オフィスでの仕事は遣り慣れたルーチン業務をこなしていくには効率的な環境といえそうですが、必ずしも創造的な仕事をするには、周囲の雑音や業務上の会話が多く落ち着かない環境といえるでしょう。


行動管理も厳しく監視されている様な状況では、自らの脳のニューロンを活性化させることもままならないでしょう。その様に考えますと、今般の新型コロナウイルスは、確かに私たち生活者にとって忌まわしい問題ではあるのですが、このことで多くの人々が在宅勤務のメリットを感じることは、これからの社会経済にプラスをもたらすとも思えます。


今まで高くそびえ立っていた心理的な会社の城壁が低くなり、会社の垣根を越えてビジネスを進めていこうとするモチベーションが生まれてくるのではないかと思います。それは、企業に雇用されながらも、まるで個人事業主の様に自律的にビジネスを進めようとする感覚に近いのかもしれません。所詮、人間は環境により行動を規定される存在です。


新型コロナが顕在化する前の経済は、イノベーションにより社会が変わっていくことが待望されていたと思います。この在宅勤務によるテレワークの浸透が、私たち働き手の価値観を大きく変容させ、社会を変革させる契機になるとも考えられます。私たちが目先の災厄に躊躇することなく最善を尽くすことで、新しい時代の幕をあけるのかもしれません。


今日もありがとうございます!
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