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日本の社会の行く先!

皆さん、おはようございます!
日々の生活の中で、調子が良い時もあれば、物事が思い通りに進まず気分が優れない時もあろうかと思います。しかし、いかに調子が悪い時でも、平常心でコツコツと事を進める度量が必要でしょう。そうであってこそ、初めて大成することが出来るものと思います。



第一次ベビーブーム(1947~1949年)に生まれた世代を団塊の世代というのに対して、2000年代に成人・社会人になる世代をミレニアル世代というそうです。日本の経済を牽引してきた団塊の世代も既に70歳代を迎え、今や日本の経済を支えるのはミレニアル世代であるといって良いでしょう。これら世代間の価値観は大きく異なる様です。


ミレニアル世代は、1980年代から2000年代初頭までに生まれた人をいうことが多く、生まれた時からスマホやパソコンが身近な環境で育っていることから、他の世代に比べて個人主義であるところに特徴があります。他人との違いを極力避ける団塊世代などに比べると明らかなように、個人の多様性を当たり前の様に受け入れる世代だといえます。


考えてもみれば、ミレニアル世代はインターネットやSNSを通じ、多くの異なる個々人の考え方に触れる機会が多いからだと考えることが出来るでしょう。消費に対する考え方も、バブル経済の主役といってもよい、団塊の世代とは大きく異なるようです。団塊の世代はマイホームやファッションなど、モノに対する執着心が強いといえるでしょう。


これに対して、ミレニアル世代はイベントやボランティアなどの活動へ積極的に参加するなど、共感や体験といったコトへの消費に重きを置いています。これは団塊の世代当時と比較して収入が少ないなどの経済的事情も影響していると考えられますが、それ以上に現在の飽和した物質文明を前提とする社会に対して暗黙の疑問を持っているからでしょう。


モノの所有に執着しないミレニアル世代は、他の人とモノを共有するシェアリングエコノミーに理解を示し、日本においてもカーシェアリング、クラウドファンディング、フリーマーケット等が高い伸びを示しています。単に、経済合理性に適っているからというよりも、そこに一種の仲間意識とか他の人との共感といったものが潜んでいる様に思えます。


この団塊世代とミレニアル世代を比較するだけでも、時代は大きく移り過ぎていることが大局的に見て取れると思います。多くの人は、日々の忙しさの中に佇んでいると、社会がこれほどまでに変化していることに気付かないと思います。しかし、少し立ち止まり、10年スパンで時代を俯瞰してみますと、社会が動いていることが理解できるでしょう。


様々な世代がその時々の世相を織りなしながらも、それらが調和しながら今という時代の価値観を既定していくものなのかもしれません。これからの10年、20年後を見通しますと、やはり「共感」という言葉がキーワードになってくるように思えてなりません。今の社会が経済合理性を追求するがあまり、利己的過ぎることに対する反動だと思います。


人間は、生まれながらにして審美眼を備えており、行き過ぎた社会の弊害に対して浄化する能力を持ち合わせているものと思います。長年、同じ世代の中で生活をしていますと、それが当たり前の様に受け止めてしまいますが、時として自分達とは異なる世代の価値観に触れることによって、自らの視野を広げ時代の趨勢を理解することも大切でしょう。


今日もありがとうございます!
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