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事業に成功するための秘訣!

皆さん、おはようございます!
早くも金曜日。今週は、月曜日が祭日で、水曜日の夜から木曜日にかけて出張に行っていたためか、一週間が早く感じられます。年を追うごとに時間が過ぎ去るのが早くなりますが、毎日を無駄に過ごすことなく丁寧に一つずつ成果に結び付けて行きたいと思います。



立ちあげた会社の経営に失敗し、夜も眠れない悪夢から解放されて3年余りが経とうとしています。いまは、こうしてブログに記せるまで立ち直りましたが、その時の精神的に追い込まれた緊張感というものは、もう二度と経験したくない思い出となっています。人間というものは痛い思いをすると、それを学習して同じ過ちを繰り返さなくなるようです。


事業の敗因は、どの様な場合でも、やはり経営トップの判断力にあると思います。私の場合は、長年、財務を生業としてきたことから、起業にあたり外部投資家から出資を頂くにあたり主導的な役割を担ったこともありまして、本業である情報家電の技術的な知見に欠けているにも拘わらず、経営トップを引き受けたことに端を発していると思います。


他の創業メンバーに比べビジネス経験が豊富であったこともありますが、技術面はエンジニアに任せて、自らはマネジメントに徹していれば会社を経営していけるという幻想を抱いていたのだと思います。大企業であれば、組織経営が確立していますので、それもあり得るのでしょうが、中小企業のトップは現場を一番良く知っている必要があります。


例えば、自らの会社の大切な商品の心臓部である回路基板に関して、トップが他の社員の誰よりも、それを充分に理解して設計できるくらいのノウハウを持ち合せていなければ、商品について自信を持ってお客様に進めることが出来ないわけです。それほど事業というものは社会に対して責任を負っている神聖なものであると理解をすべきだと思います。


それから、とかく新しい事業を行おうとする時、ビジネスモデルやらキャッシュポイントなど教科書に書かれてそうなことを、あれこれと頭で考えがちだと思います。それが自分の長年、身に染みついた経験に基づくものであれば良いのですが、往々にしてありがちなのは、全身から湧き出た思考でないために、思うように身体が付いてこないことです。


時間を掛けて、五感を通して自らの身体に覚えさせてきた、何がしかの「型」というものは、どの様な状況下でも冷静に判断を下し対処できるため強いと思います。それを応用することにより、新たな斬新な発想に結び付けることも出来ます。その意味では、ある一定の分野に長じており、それを自身が理解して活かし続けようとする心掛けが不可欠です。


新たに事業を起そうとしている人や、業績が悪化している会社の経営者によく投げかける言葉があります。それは「自分一人で事業を立上げ、糧を得て行くことができる強みは何でしょうか?」ということです。社会の中で生身の人間一人が裸一貫で稼いでいくためには、本当に自分が持っている強みでなければ、太刀打ちできるものではありません。


事業運営していく時にも同じことが言えます。中小企業も、ある程度の従業員数になりますと、経営者は忙殺される様になり、自分が持つ本来の力を発揮できなくなってしまいます。会社というものは、経営トップの器以上に成長できないと言われる通り、何にも惑わされることなく自らの強みを掘り下げ、日々、器を大きくしていくことが秘訣でしょう。


今日もありがとうございます!
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