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働くことを実感するということ!

皆さん、おはようございます!
朝夕の気温が随分と下がってきて半袖でいますと肌寒くすら感じます。今年の夏は猛暑が厳しかったですが、それも10日間くらいでしょうか。日中はまだまだ残暑が厳しいですが、駆け足で秋が近付いている様ですね。



今日において仕事といいますと、大方が会社での分業化されたデスクワークをこなすというスタイルではないかと思います。会社とは良くできたシステムであって、本業である会社の事業の目的を達成するために効率良く標準化された仕事を行っていけば、会社全体として製品やサービスをお客様へ届けることが出来ます。


誰がこの様な仕組みを考え出したのかは分かりませんが、会社の規模の大小の違いがあってもほとんどの会社がこの分業システムを採用しています。ちょうど歯車で動く高級な腕時計が、一つひとつの歯車が寸分の狂いもなく噛み合わさりながら、時を刻んで行く様に。ときおり歯車同士のズレが生じても、実際の会社では直ぐに調整がなされます。


ただ、余りにも分業化が行き過ぎ、その中で繁忙を極めると人間は、会社という全体観を見失いがちとなり、自己が担当する目の前の仕事の中に埋没してしまい疲弊するという経験を誰しもがお持ちかと思います。人間というものは、やりがいや達成感といった前向きなメンタルをモチベーションに結び付けて行動しています。


これが仕事に対する働きがいというものですが、複雑化する社会や会社の中でこの人間の原動力が見失われつつあるように感じます。確かに楽をしてお金を稼げれば良いという割り切った考えもあるのかもしれませんが、それは人間の一側面であり本質は夢を実現したいという自己実現欲求が生まれながらにして組み込まれている様に思います。


行き過ぎた仕事の分業化は、人間にとって目先の仕事に埋没させてしまいフラストレーションに繋がります。また、担当する職務が本当に自己の能力を最大限に発揮しているのかを思い悩みながら日々を過ごしているのかもしれません。組織構造として、あまりに分業化を目指してしまいますと、全体が見渡せなくなる弊害もあります。


シンプルに捉えますと、本来、仕事とは全体を見渡すことができて、自己の裁量で製品やサービスを作り上げていく時に最高の満足感が得られるものであり、その時にアウトプットした製品やサービスの出来具合も最良のものとなるものでしょう。職人が自己の魂を込めてモノを作り上げるのと同じ様な感覚だと思います。


ビジネスの原点は、天然資源と対峙して、それを利活用していかに日々の生活に有用なものを創り出していくかにあると思います。それがいつの間にか産業構造という分業体制のなかで一次産業、二次産業(=加工業)、三次産業(=サービス業)という分類の中で専門特化し、しかも貿易という地球レベルで役割分担を為すようになっています。


今日に至っては、この分業というメリットが規模の不経済を惹き起すようになっています。その一番大きなデメリットが、人間のモチベーションを低下させていることではないでしょうか。最近、働き手個々人が自立的に仕事をするティール組織が注目されています。そろそろ、今までの会社という枠組みを見直す時に差し掛かっているのでしょう。


今日もありがとうございます!
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