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21世紀の働き方!

皆さん、おはようございます!
台風一過、まだまだ厳しい残暑が続きますが、朝夕の気温や日中の透き通った空を見ていますと、どことなく秋が近付いていいる感じがします。人間の五感とは不思議なもので、微妙な環境の変化をも見逃さず感じ取る細やかな感性を大切にしていきたいものです。



いまの大企業をはじめとする、自宅から会社まで混雑する電車に毎日揺られて通勤し、会社に辿りつけば分業化された自分の仕事を黙々とこなし、仕事が終われば帰宅をするという代わり映えしない毎日を過ごす働き方が定着しはじめたのが、起源を遡ること産業革命以降、いまから100年足らず前のことだと思います。


企業にヒト、モノ、カネを集中させて、規模の経済を追求する大量生産大量消費型の組織体制を実現するには、ピラミット型の階層組織がとても合理的であったと言えると思います。それも生活者に安価で品質の良いモノを広めるためには都合が良かったのですが、モノが飽和に達している社会では必ずしも効率が良いとは言えません。


生活者のニーズが多様化しはじめ、企業に少量生産少量消費への対応が求められますと規模の経済であったはずが、規模の不経済へと変容してしまうからです。社会がモノの供給からサービスの供給へと変化しはじめていることも、働き手の仕事を企業組織の硬直的な歯車としてのあり方から、もっと柔軟な創造的な仕事へ変えて行くことを迫っています。


いまは未だ時間や場所に捉われずに働く「テレワーク」を導入している企業は、全体の2割程度に過ぎない様ですが、オフィス環境を提案する企業では業界の垣根を超えて、自らの企業をこれからの時代の新たな働き方モデル企業として率先してテレワークを導入しています。コニカミノルタやグーグルなどが新たな働き方を商売にすべく積極的です。


テレワークといいますと、まだ多くの企業が育児や介護の必要から止むを得ず導入しているに留まっていると思いますが、コニカミノルタなどでは基本的に出社に及ばずのスタイルで、在宅勤務や外出先近くのシェアオフィスで業務を行うのがあたり前の就業形態へと変わっているそうです。これも情報通信技術の進歩が為せる技だと思います。


業務に支障がないかをお伺いしてみますと、むしろ生産性が向上しており業績が高まっているといいます。この様な実情から、今後、多くの会社がテレワークを本格的に導入していくことは時間の問題だと思います。これにともなって、企業組織のあり方もよりフラットでオープンになって行かざるを得ないでしょう。


いまは未だ、自社の社員は自社商品のみを販売していますが、販売の効率性を考えたら企業の垣根を超えて競合しない他社製品をも併せて販売(=クロスセル)した方が合理的だと思います。その様に考えますと、いままで縦割りであった産業構造が横割りに変化する日も近いのではないかと思います。


また、これから複業があたり前の社会になりますと、働き手個人が販売先の利便性を考えて独自にクロスセルを行うことも考えられるでしょう。きっと複業が定着して行きますと、働き手が企業に勤めるというものから、より自立した個人事業者という感覚に近づいていくと思います。きっと、この5年から10年の間で働き方が様変わりするでしょう。


今日もありがとうございます!
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