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中小企業のCFO!

皆さん、おはようございます!
知り合いの元宮大工が、自社の作業場を利用してDIY工房を開業しようとしています。
請け負いで建物を建てるのではなく、お客様が自分で好きな家を建てる際にサポート役に徹したいという思いです。孤独と闘いながらのスタートですが頑張って欲しいです。



中小企業の主に財務面から経営をサポートする役割りを担っています。多くの会社が毎年の税務申告のために決算書を税理士に頼んで作成していますが、それを日々の事業活動のために生かしていないという現実があります。経理担当者がいる企業であればまだしも、日々の経理業務まで会計事務所にアウトソーシングする有り様です。


やはり社長であっても、月次試算表の内容くらいは頭に入れて、自身が肌感覚で行ってきた事業の実態を財務計数と結びつけて理解する位の余裕を持つことは不可欠だと思います。多くの社長は、それが出来ていない為に、額に汗して売上を作りに行くのですが、蓋を開けてみたら大幅な赤字ということが往々にしてあります。


月次損益管理をきちんと行っていれば、当面の資金繰りの見通しについても把握でき、
突如として預金残高が枯渇し銀行から慌てて資金調達に頼るということも回避できます。財務諸表というものは、銀行からの資金調達や財務申告するために作成する特別なものではなく、日々の経営における羅針盤として活用してはじめて本来の役割を発揮します。


もう少し、欲を言えば毎年度の期首に月次予算を作成して、どの程度の事業量を毎月行わなければならないかを把握した上で、予算と実績を対比してみることをお勧めします。
中小企業の社長にとって、自らの事業に忙殺されてしまうことが一般的だと思いますが、それを計画的に行うことによって、考える時間を増やすことがないより大切です。


大手企業であればCFO(=最高財務責任者)が会社の経営状況を財務面から把握し、CEO(=最高経営責任者)やCOO(=最高執行責任者)と情報共有を図ることができますが、人財に限りのある中小企業では望むべくもありません。CFOの役割りは、会計面や財務面に留まることなく、会社のビジョンをも構想できる人財である必要あります。


その上で会社の運営に必要なヒト、モノ、カネ、情報といった経営資源を如何に適正に配分していくかを判断していく役回りだと思います。この様に記載しますと、CEOとの役割りとどの様に異なるのか疑問に持たれる方も多いと思います。この点に関して、CFOは財務数値という言語を通して、表現していく視点の違いだと認識しています。


日頃、中小企業へお伺いして思いますのは、どんな中小企業にもお客様から糧を得るために輝かしい経営資源を必ず持っているということです。その有形、無形の経営資源を核として事業を成り立たせていますが、それを生かすも殺すも、やはりマネジメント(=経営管理)が確立されているか否かが大きなポイントになると思います。


中小企業においては、税理士がその様なアドバイスを経営者に行うものだと思われがちだと思いますが、彼らも日々刻々と変わる税法を追いかけるだけで手一杯で、なかなか経営アドバイスまで行えないのが実情でしょう。これからの中小企業は、時代の大きな転換期の中で、自らのビジネスモデルをも変えていく必要があります。


中小企業社長が一人で会社を廻すことには限界があります。一人で考えるよりも、二人で考える方が構想力にも幅が出て来るものでしょう。中小企業がCFOを雇い入れられないのであれば、外部にそれをアウトソーシングすることも方法だと思います。これからの時代は、企業規模の大小ではなく、いかに自らが持つ経営資源を尖らせられるかでしょう。


今日もありがとうございます!
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