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ジョンソン タウン!

皆さん、おはようございます!
まだまだ残暑が厳しいですが、お盆休みをいかがお過ごしでしょうか。この三連休は仕事で日曜日まで松本で過ごし、今週はいつもよりゆったりとした一週間ですが仕事が途切れないお盆となりそうです。



昨日の山の日は、久しぶりにドライブ気分を味わいたくなり、予てから訪れてみたいと思っていた入間(=埼玉県)にある「ジョンソン タウン」に向けて片道1時間あまりクルマを走らせてきました。普段なら、渋滞で混雑する所沢街道も、この日ばかりは信号待ちでブレーキを踏むことも少なく、気持ち良くクルマを運転することが出来ました。


現地に近付きカーナビから到着を告げるサインが出ましたが、一瞬、ジョンソンタウンという街区への進入路が自分のイメージしていた道路と異なるため、思わず通り過ぎてしまうところでした。街区にクルマを進めて参りますと、突如としてアメリカの郊外をおもわせる街並みが出現します。



樹々の間に点在して立ち並ぶ平屋の旧米軍アメリカンハウス。緑の芝生が敷き詰められた庭と三角屋根と白い横張りの板壁からは、昔ながらのアメリカンライフスタイルの趣きが顔を覗かせています。現在は、リノベーションした建物を住宅や個性的なカフェや雑貨店として利用されています。


ここジョンソンタウンは、終戦後1954年にアメリカ進駐軍の軍人向けに玄関の段差のない洋式の住宅が建てられたことにはじまりです。米軍が去ったあとは、画家、音楽家などの芸術家の卵たちが居住するようになり、地域文化の発信基地として生かされるようになって歴史があります。



65年が経過し、建物の老朽化も著しくなっていますが、昔の面影を残すアメリカンスタイルの古民家が醸し出す街の雰囲気に惹かれた多くの人々が訪れています。
そこには、現実に生活を営む場としてのリアリティと歴史的な事実が織り成すほど良い調和が地に足の付いた文化を感じさせてくれます。


ジョンソンタウンの近くには、大手不動産会社が運営するアウトレットモールもありますが、最近のショッピングモールがどんなに英知を結集しても、この文化までを人工で創ることはできないでしょう。人間が歴史的な文化の温もりに心穏やかになるのは、動物的、生理的な恐怖心から解放されるからだと思います。


振り返れば、子供のころから知らない街を訪れることが大好きだったと思います。きっと好奇心が旺盛なのでしょう。高校時代より、サイクリング車で日本全国を廻り、その地域地域の人々と交わることが何よりも楽しみでした。根室の漁港では蟹釣り漁船の漁師さんと知り合いになり漁に一緒に連れていってもらったこともありました。


そうやって、身体でリアルに地域文化を感じてきた経験が、地域を支える金融機関での仕事や不動産を通して地域をつくる仕事へと自らを駆り立てて来たのだと思います。バブル経済崩壊後の会社の破綻処理に手を染めた以降、長らく企業再生やM&Aといった業務に携わって来ましたが、これらは方法であり目的ではありませんでした。


いま人生の後半(=終盤?)を前にして思いますのは、やはり街づくりなど地域経済に関わることを遣り続けたい。いまという時代に即して考えるなら、いままで人々が織り成してきた地域の資源を最大限に生かすリノベーション発想が大切なんだと思います。歴史的な連続性を意識しながら。


そうやって足元を見渡しますと、いつの間にか松本へ訪問するようになり、また中小企業の経営をサポートすることを生業とするようになっています。随分と色々と遠回りをした半生でしたが、これも持って生まれた自身の本能だと思います。そんな思いに駆られたジョンソンタウンでした。


今日もありがとうございます!
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