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企業価値のメカニズム!

皆さん、おはようございます!
伸び伸びとした発想で物事を捉えることは非常に楽しいものだと思います。これまでの慣習に捉われず時代の変化に合わせて旧態依然とした命題に応えるべく、清々しい気持ちで知恵を巡らせることが明日に向けた希望として、これからの時代の活力の源になるのでしょう。



コーポレートファイナンスの投資判断理論と会計学の財務諸表の解釈原理を融合させながら
、心理学における人間を科学的に理解する論理をも踏まえ企業価値のメカニズムを紐解くことが楽しくもあり、ビジネスの本質を理解する手掛かりになるものだと思います。それは正しく経営の三要素であるヒト・モノ・カネという資源をどう投下するかを示唆するのです。


この私ならではの企業価値メカニズムの論理構成というグラスを通して、事業やそれを包含する企業を直視することにより、実は事業固有のビジネスモデルやビジネスストラクチャーが浮き彫りになって来るのです。逆も然り、ビジネスモデルやビジネスストラクチャーを構想しながら、凡その企業価値の推測が付くものであり、財務構造も見越すことが出来ます。


企業や事業の価値というものは、損益計算書の将来利益というフローを資本還元して算出することが一般的だと思いますが、それでは将来の損益計算書を推測する時に人間の恣意性が入ってしまい、客観的に論理構成されている筈のコーポレートファイナンスにもロボットの様に徹頭徹尾ロジカルな人間を前提に置いている意外な盲点があることに気付かされます。


その様な損益計算書アプローチではなく、貸借対照表側アプローチした方が客観的に精緻な企業価値が得られるものと考えます。それはどいうことかと申しますと、企業は利益を獲得するため、在庫、生産設備、ソフトウエアなど自らのビジネスモデルを達成するために不可欠な有形無形の資産に投資を行い、その投資額以上の売上を上げることを期待しています。


それが主観のれんと言われるものであり、会計上はこの主観のれんは財務諸表を利用する利害関係者にとり企業側の恣意的な判断に基づく根拠のない利益として、その蓋然性を毀損することから主観的な判断を排除しています。これに対して、コーポレートファイナンスは、それが将来の期待値を探求するものであることから、主観や客観という概念がありません。


この点が、そもそもコーポレートファイナンスと会計学が相容れないものとして、時価主義会計の是非が議論されても進展がなかった理由として挙げられます。様々な資産への投下資本をどの位の期待値をもって回収できるかを考えることが経営者に課せられた判断なんだと思います。それを加重平均された市場の主観に依拠しても完全なる客観的とは言えません。


絶対的な価値でないという意味では、会計学が追求する真実性は、ある一定の前提を置いている限り、やはり客観性に限界があるでしょう。それなら実現を目指すべき主観のれんについて、もっとケースバイケースの前提を置いて幾つかのシナリオを描いてみては如何でしょう。それを貸借対照表に期待値として表現することも意味あることだと受け止めています。


そもそも価値に客観的な絶対などということはありません。主観的な価値判断を根拠を持って説明する方が、利害関係者もその妥当性を判断できるので理に適っているものと思います
。忘れてはならないのが、経営者はこの主観のれんの持つ意味を充分に理解し、商品の価格以上の価値を見出して貰うべくエンドユーザーと向き合う必要があるということでしょう。


今日もありがとうございます!
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