誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

企業の目的は「価値」を創出すること!

皆さん、おはようございます!
この歳になってモテ期ではありませんが、知り合いの方、はじめての方からお声がけを頂く機会が増えています。もちろんビジネスでの話ですが(笑。それでも、そんな好調なバイオリズムに思わず嬉しくなります。きっと自分のエネルギーが人を惹きつけてるのでしょう。



大手企業であろうと中小企業であろうと、事業活動を営むものに共通する普遍的な目的は「
価値(=Value)」を創出することでしょう。事業であるならお客様の期待に応える商品を提供することであり、商品に設定した価格以上の付加価値が大きければ大きいほど、満足度が高くなりますので、企業とお客様の信頼関係は揺るぎないものになることでしょう。


こののりしろである付加価値部分は金銭に換算できない(=実は出来るかもしれませんが蓋然性に欠けるかもしれません)価値ですが、その顧客満足があるから次もまた継続的に購入してくれるための動機づけとなるのでしょう。この個人差のある付加価値を会計用語では「
のれん」という言い方をしますが、あくまで価値観で恣意性があるため顕在化させません。


マーケティングという領域があります。マーケティングの目的は商品をお客様に買って貰うことであり、商品をお客様に販売するセールスとは厳密な意味が異なるという方もいます。お客様の需要を喚起して買って貰うことが事業目的であるなら、お客様のニーズをどう知り
、どの様に商品を認知して貰い購買に繋げてくかを考えることはセールスも一緒でしょう。


ただマーケティングの場合、その付加価値をどこまで考えているかという点でセールスと異なるのかもしれません。セールスは、その商品の優れた性能を列挙し価格の妥当性を説得する様なイメージが否めないかもしれません。リピーターであるなら、商品の属性によってはそこそこの機能が備わっていれば営業マンとの信頼関係により購入するのかもしれません。


社会を見渡すと、戦後経済の日用品すら不足する時代的背景の中なら、その価値観が品質の良さや価格面に向いていたと思います。しかし、モノが満ち溢れ精神的欲求を満たしたい現在の社会においては、物欲よりも心を満たすことに人々の大意が移り変わっているものと思います。先端技術を駆使した行き過ぎた機能性商品は必ずしも付加価値にならないのです。


事業やそれを構成する企業というものは、商品価格以上の価値をいかにお客様に見出して貰うかを目的として活動を行うものであり、そのメカニズムは商品価格とそれを生産するために費やしたコストの差額である実現利益から評価される経済価値だけでは、その企業や事業の本質的価値を見出すことが出来ないのではないでしょう。顕在化できない潜在価値です。


大体がその商品を販売しようとする営業マン個人が、その商品に対してお客様の目線で付加価値を認めていなければ、それをお客様に伝えることが出来ないでしょう。商品価格の妥当性を説明することよりも、その先にある商品価格を超過する付加価値をどうお客様と共有できるかが大切なんだと思います。その為には、企業の理念やパーパスが重要なのでしょう。


昨今、株価を追求する経営を目指す企業が増えていますが、その辺りの価値メカニズムを理解していないと、企業価値を蝕む結果となりますので留意が必要と思います。企業とは価値創出した自己創出のれんを顕在化させるために存在している訳であり、いかに商品価格以上に超過する価値をお客様に提供しているかによって、その企業価値が規定されるべきです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する