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原点回帰!

皆さん、おはようございます!
時間は掛かるかもしれませんが、時として物事の本質にまで遡りそれを理解することが必要な時もあります。効率性や経済合理性を優先する社会ですと、なるべく無駄なことを排除しようと慣性が働きがちですが、人間というものは本質に触れた時に心動かされるものです。



能力を高めて行く際にT字型(=人によってはπ型という方もいるかもしれませんが)に縦軸の|を深め幹を太くしながら、横軸のーを広げて行くことが望ましいものと思います。必要なことはそのバランスであり、そのバランスがとれていないと上手く能力を高めて行くことが難しいものと思います。縦軸がその人の原点であり、横軸が応用力の葦なんでしょう。


私なんかも縦軸に広義のコーポレートファイナンス(=財務と会計という意味で)が位置付けられており、もう揺らぎようもないくらいの年月が経過しています。ただ専門知識を蓄えてきたというよりも、実践的に数字を通してビジネスモデルやストラクチャーをそこで働く人々の心理を理解しながら見越すという意味では、年季が入っている芸当かもしれません。


ものの例えとして、最近の旅客機はグラスコックピット化か進んでいますがHUD(=ヘッドアップディスプレイ)を通して外を見るような感じかもしれません。あるビジネスを見ていますと、自然と空間把握するように立体的にビジネスモデルやストラクチャーが数字という目盛りを付して脳裏に映し出されます。その形態が美しい時もあれば歪な時もあります。


歪なビジネスモデルやストラクチャーの場合、どこをどう整えれば美しい形態に変えることが出来るか一瞬のうちにイメージできるものです。これをビジネスデザインと言うのかもしれませんが、この縦軸のデザイン力を深めて行くためには見分を高めて横軸の層を厚くしていく必要があります。社会の様々なことに関心を持ち自分の視野を広げるということです。


私は偶々コーポレートファイナンスという領域の専門性を高めてきてますが、他人それぞれ一つの道を40年近くも深めてくれば同じような境地に行き着くものでしょう。コピーライターやシステムエンジニアなど、使用している言語が異なれど自らが使用する言語を通して
、この広い社会を見通しながらどうすればもっと良い社会に変えられるかを考えています。


プロフェッショナルの域にまで達している方々というものは、専門性が異なれど同じ臭いがするものですね。だからこそ言えることなんですが、きっとそれらの方々も時として縦軸である自分の持ち味からあまりにも離れて横軸に埋没して視野を広げ過ぎてしまうと、樹海に入り込んでしまい方角が分からなくなる酔っぱらった様な感覚になることもあるでしょう。


その様な時は原点回帰して自分のいる位置を確かめながら、もう一度、未知の世界である自分が興味を持った横軸のフロンティアを眺めてみることも必要なのでしょう。そうすることによって脳を構成する神経細胞であるニューロンが未知のフロンティアを包み込むようにしっかりとした理解を得られるようになります。新たな知識を得て着床させる過程でしょう。


いま私の関心ごとは、人間はどうすれば創造力を発揮できるかということです。暗黙知を形式知化するプロセスと言い換えることも出来ますが、人間の心理やコミュニケーション、場といった観点からアプローチすることが必要です。人的資本経営ではありませんが、ビジネスにおいて最大の効果をもたらす無形資産をHUD越しに見るようになりたいと思います。


今日もありがとうございます!
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