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ビジネスモデルとは!

皆さん、おはようございます!
1月も終わり2月がやって来ます。割とのんびりしたお正月を過ごせたと思いましたが、休み明けから予想通りに忙しい日々に時間が経つのも早く感じています。ただ忙しさの中にもその時々をしっかりと噛みしめ時間がゆっくりと流れているところが今までとは違います。



ビジネスモデルとは、企業が利益を生み出す仕組みのことです。ビジネスモデルは、事業の全体像、特徴、強み、弱み、競合他社との差別化などについて、多角的な視点で自社を分析し、考察することで、自社の認識や把握が進み、それが総合的な理解につながります。ビジネスモデルは確立された概念でなく、人それぞれに表現方法が異なるものかもしれません。


最近ではビジネスモデルデザイナーなる民間資格も存在するようで、ビジネスが利益を生み出すための仕組みであるビジネスモデルを設計するプロフェッショナル人材を養成する動きもあります。ビジネスモデルは「何をしてお金を稼ぐか?」ということを明確にし、事業の実行・継続可能性や収益性などの評価を客観的に行いやすくするための仕組みといえます。


ビジネスモデルは6つの要素によって構成されます。それは①どの市場で事業をするか(=Where)、②誰から収益を得るのか(=Who)、③どのような価値を提供するのか(
=What)、④どのように価値を提供するのか(=How)、⑤どのようなタイミングで事業を行うのか(=When)、⑥なぜその事業に取り組む必要があるのか(=Why)。


ビジネスモデルの構築には、コスト意識を持つこと、参入障壁を考えること、既存のビジネスモデルを参考にすることが大切です。私はビジネスモデルを構成する要素として、シンプルに❶顧客は誰なのか、❷顧客にとってどのような価値を提供するのか、❸どのようにしてその価値を提供するのか、❹なぜそれが利益に結び付くのかという4つに分けて考えます。


それらビジネスモデルを図式化して表現する方法も人それぞれですが、私の場合は❸のどのようにしてその価値を提供するかに焦点を充てたビジネスモデル俯瞰図として描くことが、他人からお褒めを頂くことが多いので割と得意のようです。顧客に価値提供する仕組みを読み解き描き出すことが好きなのですが、その時に財務構造と重ね合わせる特徴があります。


利益に結び付く事業が持つコスト構造は損益計算書を見ればイメージできますし、売上高を見れば当然に誰にどの様な商品を販売し、どの様な市場環境なのかをイメージします。そして貸借対照表を見ながら、どの様な有形無形の事業資源を活用し価値を創り出してるのか、コスト構造である価値を生産するプロセスと関連付けて発想するところに特徴があります。


同じ事業資源を活用して価値を創り出すにしても、それら事業資源の組み合わせ方(=システム)の違いによって異なる価値が創り出されることになります。その事業資源の組み合わせ方の違いが固有のノウハウであり、ビジネスモデルの源泉であるといっても過言ではないと受け止めています。もちろん財務数字からどれだけ現実の事業を読み解くかが大切です。


ビジネスモデルを物販モデル、広告モデル、従量課金型モデル、サブスクリプションモデルなどに類型化することも大切でしょう。他にも価値提供の仕方を人称と法律行為の観点から類型化されている方もいます。ビジネスモデルは、事業の理解を深め、事業内容について情報共有しやすくし、問題点を見つけ、事業の原点に立ち返れるなどのメリットがあります。


今日もありがとうござます!
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