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事業再構築の醍醐味!

皆さん、おはようございます!
因果応報。目覚めのまどろみの中で思い出した亡き父から言われた言葉ですが「自分の行いの善悪に応じて、その報いが自分に返ってくる」という意味です。誠意をもって仕事を行っていても、相手に伝わらないことも時としてありますが、自分を信じ続けることでしょう。



ビジネスモデルデザインを主に財務構造から導き出すことを天分として、中小企業の事業再構築を行うことを生業としてます。その様なことを依頼して来る企業の多くは、斜陽産業に位置し業績が低迷しており、ちょっと間違うと破綻しかねないところまで追い込まれている場合が多いものです。私の性格からして、その様な企業に出会うと何とかしたくなります。


どの様に存続が危ぶまれる企業であっても、永年の業歴があれば必ずと言って良いほど祖業から受け継がれた固有の技術やノウハウといった事業資源を持つものであり、それを時代の流れにマッチさせてビジネスモデルをリデザインできれば事業の再構築を果たすことが出来ると実感しています。世に生み出された事業は公器であり存続させてこそ価値があります。


汗水垂らした実直な労働の結晶である事業というものは、人間の崇高な営みである仕事以外の何ものでもありません。特に中小企業というものは、個々人がいつどうなるか分からない不安を抱えつつ真摯に事業に向き合ってきた仕事の結果であると言えるでしょう。私は、その暮らしと仕事が表裏一体となった中小企業の人間臭さに絆されているのかもしれません。


その様な感覚を持つに至ったのは、信用金庫時代に泥臭く担当地域の個人宅や店舗、事業所を一軒ずつローラー営業を行いながら人間の機微に触れたことと、その後の大手流通グループのディベロッパーの破綻を通して会社再建業務に携わってきたことと関係があるかもしれません。人が好きであることと人間の営みの結果である事業に対して心揺り動かされます。


だからかもしれませんが、事業再構築を行う時はこちら側が主役ではなく、あくまでも中小経営者が主役となって自律的に腹落ちさせながら取り組んでもらうことにしています。こちらが結論だけ言って実行しても事業再構築を実現することは難しいからです。急がば回れ時間は掛かるかもしれませんが経営力再構築型伴走支援を施すことをモットーにしています。


ただこの事業再構築業務は、一歩間違えれば経営破綻という不安感と両隣の中で希望を持ちながら、膨大な作業量をともなう業務を遂行していかなければなりませんので精神的にタフでなければ務まらないものと思います。それにも拘わらず半ばボランティア的に取り組まなければならい矛盾を抱えつつ、自分を信じてお客様の希望を叶えていく優しさも必要です。


少し現実的な話かもしれませんが、コロナウイルス禍で実施された施策である「ゼロゼロ融資」の元本返済が開始されるタイミングが近づき、無意味な資金補填によって生きながらえた構造的業績不振企業が顕在化される時期が迫っていますが、それら企業に対して事業再構築を実施する不足する専門家に対して補助金を支給しながら底上げすることが待たれます。


最近、俄かにゼロゼロ融資の弊害が囁かれ、中小企業の抜本的な事業再構築の必要性が目に付くようになっています。その様なことは、ゼロゼロ融資を実施した時から分かっていたことであり、本来ならゼロゼロ融資とパッケージで事業再構築を条件として行うべきであったと思います。付け焼刃の対処療法的な施策は、後になって社会に爪痕を残すものでしょう。


今日もありがとうござます!
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