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専門性を極めるということ!

皆さん、おはようございます!
木質物理学を極め続ける84歳になる孤高の研究者がいらっしゃいます。一つの研究領域を深く掘り下げ、自分なりの理論を確立されてます。その専門性を軸に社会を見渡し、日本の社会を本気になって変えて行こうという姿勢に感動すら覚えますし素晴らしいと思います。



社会に出てから金融業務、事業企画、経営企画、M&A業務、そしてそれらを総括する如くCFOという職に就いてきました。それぞれの職に共通する底流にあるものは財務数字であり、その財務数字を駆使しながら会社や事業の将来のあるべき姿をイメージしながら空間把握的にビジネスモデルを構想し事業計画に落とし込みながら実現することが専門領域です。


財務数字を駆使する為には、ただ上っ面だけの数字を見ているだけでは駄目であり、どれだけ結果としての数字の裏にある現業を理解しているかが重要であり、それを財務数字を通して理解することが出発点になります。金融工学、会社法や民法といった法律、財務会計という枠組みを通して、それら財務数字の因果関係を見極める視点も多分に必要となるのです。


考えてもみれば企画、財務、経理といった職においては、会社の財務数値を扱う点において共通してますが、それぞれ役割が異なります。企画職は経営や事業の将来の方針を定めるべく意思決定に資する財務数値を扱いうことが多いと言えます。財務職は資金を中心とした将来の予想や過去の傾向分析、資金の調達と運用という専門性のある仕事が中心になります。


経理職は財務会計分野として決算や監査、さらには税務といった過去の実績に対応していくことが多くなるでしょう。各職種に共通しているのは「会社の数値を扱う」点ですが、厳密には全く違う角度から財務数値を扱うことになりますし、それぞれミッションが異なり、必要とされるスキルも変わってきます。その何れにも長じているのが、いまの自分でしょう。


それぞれの実務に縦横無尽に対応することを通して、やはり会社や事業をより良きところへ導き出していくことがその目的になると思います。現在は中小企業の社外CFOとして事業を再構築しながら将来に渡り成長させていくことがミッションになりますが、それを行って行く為には会社と社会との関係を意識せざるを得ませんし、あたり前のことなんでしょう。


会社や事業というものは、社会との関わりの中で生かされるものであるし、事業を営むことを通じて社会をより良きところへ導いていく必要があります。財務数字を預かる立場として感ずることは、これまで築いてきた資本主義という社会の枠組みが少しばかり目的と手段を履き違えてしまっており、必ずしもお金を目的とすることが幸福をもたらさないことです。


人類の幸福を追求した結果としてお金が後から付いてくるものであることを理解する必要があります。目先の事業が儲かるか否かという判断軸で物事を決めるのではなく、どの様な望まれる社会を実現していくかを考え実行していくことが会社や事業の目的になります。その意味では会社や事業というものは社会の公器であり、それを全うささせる責務を負います。


幸いにして財務数字を操りながらビジネスを構想する力に恵まれているようです。その為にはアイディアの拠り所が必要なのであり、それがより良き社会を実現していくということになります。中小企業と供にそれを実現していく上で考えるべきことは、やはり地域経済の活力を高めるべく、その地域に必要とされるビジネスを創出し仕事を増やしていくことです。


今日もありがとうござます!
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