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おじさん起業!

皆さん、おはようございます!
自分自身がこれまで蓄えてきた知見としての暗黙知を言葉で総称するとCFO(=最高財務責任者)ということになると思いますが、いま社会で概念化されている定義に照らし合わせますと少しばかり窮屈に感じます。もっと形に嵌らない新しい概念が必要かもしれません。



起業に成功する人を見ていますと、素直で好奇心が強く吸収力が高い方のように感じています。若い方に起業で成功する方が多いのも、まだ余り人間として自分のスタイルが固まっておらず、伸び伸びとして純心に学ぶ姿勢と眩しい限りの迸るエネルギーを持ち合わせているからだと思います。必ずしも年齢ではなくシニアでもその様な姿勢を持てれば良いのです。


人生100年時代に長年勤めた会社を卒業し、セカンドステージを起業して自分で事業を行いたいという方が増えているように思います。これからの人口減少社会において日本経済にとっても素晴らしいことだと思います。雇用延長したところで報酬を半分以下に下げられてはやり甲斐も半減してしまうでしょう。それでも勝手知ったる会社は安心かもしれません。


おじさんが起業する際に気を付けるべきことは、それまで勤めていた会社のブランドや行ってきた仕事をそのまま引きずってしまうことかもしれません。これまでのステータスに甘んじてしまって、素の自分を曝け出して新しく取り組もうとしている自身のビジネスを素直に吸収し難くなってしまうからです。それまでの自分の人生の成功体験に酔いしれています。


特に大手出身者の方に往々にして在りがちですが、まずは身に纏っている鎧を脱ぎ去ることをアドバイスしているのですが、長年にわたり心身に染みついてしまった垢を落とすのは容易ではないかもしれません。ややもすると起業することを美化してしまい、ファーストステージのようにセカンドステージも成功体験を積み重ね自分をブランド化したいのでしょう。


それって利己的だと思いませんか。もちろん糧を得るために自ら事業を行おうとしていることは称賛に値するのですが、事業を行うということは利他的である必要があります。まずは自分が何をしている時が一番楽しく幸せに感じるかを理解し、それを他人に提供することを通じて喜んでもらいたいと同時に自分も嬉しいという感覚を持つことが大切だと思います。


よく営む経営者の方にキャリアデザインシートを描くことをお勧めするのですが、自分に出来ること、自分が遣りたいこと、社会から求められていることの3つの切り口を重ね合わせたところに自分自身が取り組むべき事業の入り口が見えて来るからです。それを頭で考えるのではなく、自分の心の奥底にある無条件に遣っていて楽しいことを探し当てるべきです。


ここまで申しますと、一定の年輪を重ねた方よりも若い方の方が入りやすいことを直感的にご理解いただけるでしょう。しかし、それは必ずしも実年齢ということでなく虎の威を借りたブランド力を過信することなく、どこまで素の自分を曝け出せるかという柔軟性だと思います。例え還暦を迎えていても事実を事実として客観的に見れることが必要なのでしょう。


私は、少しでも多くのシニアにプチ事業でも構わないから暮らしと表裏一体となった血の通った暖かい事業を起業して頂きたいと考えています。自分がサラーリマン時代に培った経験を拠り所として、真に地域社会から求められることを糧として理想の希望を描いていって頂きたいからです。その結果がまた自分に還ってくることが生きがいに繋がることでしょう。


今日もありがとうござます!
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