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フリーランスという働き方!

皆さん、おはようございます!
ビジネスモデルを財務構造から読み解くというと財務指標からどの様なビジネスを営んでいるか類推することが多いようです。それも必要なことだと思いますが、実際にビジネスモデルが財務数値で表現される経営資源を活用して組み上げられていることに注視が必要です。



フリーランスとは、特定の企業や団体に所属したり、特定の組織の活動に専従したりしておらず、結果的に雇用契約や労働契約の関係を結んで労働力を提供するのではなく、業務委託などにより自らの技能をサービスや成果物を通じて提供することによって生活する、社会的に独立したライフスタイルの個人事業主を指す総称であると定義づけすることが出来ます。


経済産業省が2021年に公表したガイドラインでは「実店舗を持たず、雇用者もいない自営業主や一人社長であって、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指す」と定義されています。全米国内の就業人口4200万人のうち、1300万人に相当する就業人口の4人に1人が、何らかの形でフリーランスとして就労していることになるそうです。


フリーランスの働き方は、単発仕事として様々な仕事はするものの、その仕事を引き受ける都度契約を結ぶという形態をとる請負であり、小説家や芸能人など個人の能力によって成果と報酬が決まる芸術分野に多いが、大工やプログラマなどの技術者、漁師のような第一次産業も存在しています。最近ではメーカーズと呼ばれる一人メーカーを営む方も存在します。


一昔前でしたらフリーランスといったら、どことなくアウトロー的なイメージを拭い去れなかったものですが、最近では特定領域における秀でた能力があればフリーランスであっても仕事に困るようなことが無くなっています。むしろ、自分の遣りたいことを自由に自律的に行っていけるという意味では、会社と雇用関係を持つより精神衛生上も良いものでしょう。


フリーランスとは言いましても、アウトプットする成果物はプロとしてのそれですので、正しく秀でた能力を生かして社会に対して自分の成果物を問うことになります。それ相当の責任と意志が必要になることは言うまでもありません。全てを自分自身で受け止めながら自己表現していく働き方なのです。自由と引き換えに責任を一身に受け止めるということです。


日本でも副業制度が普及し始めており、これから飛躍的にフリーランスが増えていくものと思います。本人にとりましても、持てる自己能力を世に問うことを通じて自分を知る機会にもなりますし、自らのキャリアを実践でマーケティングすることにもなります。社会にとりましても、狭い会社社会ばかりでなく自律的に見分を広めるという人財育成に繋がります。


情報社会の進展がそれらフリーランスの活躍を促していると言えるでしょう。糧を得るべく自分の成果物を社会に知らしめることが容易になったこともありますが、世の中の風潮として会社も人財を含め全て自前主義で整える余裕がなくなってきたことも挙げられます。先行き不透明な時代においては、一人ひとりが自律的に将来を描き出して行く必要があります。


考えてもみれば、フリーランスと組織化は対置される概念であり、会社組織というものはこの200年余りの間に興ってきた物質文明社会の枠組みであり、これからの精神文明社会や情報文明社会においてもそれが続くとは言い切れません。働くことの原点は、フリーランスとして個人の技量や能力を磨き上げ、他者と協調しながら糧を得ることだったと思います。


今日もありがとうござます!
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