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中小企業の事業再構築!

皆さん、おはようございます!
我がままになるということではなく、自分の気持ちに素直に耳を傾けることが大切だと思います。現代人はとかく周囲との人間関係や役割、立場を意識するあまりストレスを溜め込んでいます。自分に正直になれずに他者に優しくなることも出来ないのではないでしょうか。



事業再構築と言うと補助金のことかと思われてしまうくらい浸透している事業再構築補助金です。本質の事業再構築以前に大型の補助金を得ることばかりに目が行き過ぎてしまっている様に受け止めています。補助金を活用するか否かに拘わらず、企業というものは絶えず経営環境の変化に合わせてビジネスモデルを改編しながら事業再構築を行う必要があります。


事業再構築補助金はこれまで営んできた既存事業とは全く異なる新規事業に必要な資金を補助することを目的としていますが、新規事業の本質は既存事業で蓄積した技術やノウハウといった資源を活用しながら、対象となる市場領域を変えたり、創り出す商品をアレンジするなど、全くの飛び地に進出するものではなく周辺領域ににじみ出ることだと実感してます。


社会が大きく変革する中で、中小企業も環境の変化に合わせて自己変革していく体内システムが起動すれば良いのですが、実際にその多くは環境変化に気が付かず「ゆでガエル」状態で業績悪化の一途を辿ってしまうというのが現実でしょう。それは一重に中小経営者が慢心してしまっていることと事業を再構築するノウハウを持ち合わせていないことにあります。


その様な内向きの中小企業に対して、社外の立場から客観的に俯瞰した立場で経営者に気づきを与えないとなかなか企業として変わらないものです。それ以前の問題として、本来なら未だ業績が最悪した状態に至っていない時に中小経営者の耳を貸して頂きたいものですが、そこは流石に業績が悪化し慌てないと耳を貸していただけないというのが世の常でしょう。


コロナウイルス禍で政策的にゼロゼロ融資(=無担保、無利息の融資)なるものが本当に多くの中小企業にばら撒かれています。金融機関が競ってゼロゼロ融資の商品を中小企業に促していたという滑稽な現実もありますが、コロナ禍による業績低迷に無縁な中小企業まで必要のない資金を融資により受けてしまったことがゆでガエル状態を助長してしまってます。


どうも政策的な補助金や融資というものは的外れなことばかりで、近寄り難いと感じてしまいます。これから、それら弊害によって業績が悪化した数多の中小企業が顕在化して来ると思います。それら中小企業に対して外部から手を差し伸べることを生業とする方々が圧倒的に不足しています。金融機関にその役を担わせようにも立場が違いますし限界があります。


このまま手を拱いて多くの中小企業の存続が危うくなりますと、地域経済の活力をも落としてしまうことに成り兼ねず、日本の経済基盤を損なわせてしまう状況に危機感を覚えます。日本の経済というものは、大手企業であっても自己完結している訳ではなく、多くの中小企業の弛まない経営努力の結果として支えられていることを目の当たりにし実感しています。


少しでも多くの中小企業に事業再構築を果たして貰いたいと思いますが、現実がそれを許さない状況にあります。中小企業は一定の地域内で産業クラスターを形成していることが多いので、出来れば地域再興、まちづくりという視点で、互いに連関し合う各々の中小企業をまとめてアライアンス関係を築きながら新たな事業を創出すべく事業再構築すべきでしょう。


今日もありがとうござます!
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