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点を線から面に!

皆さん、おはようございます!
近くまで行くついでがあったので、深谷市にある渋沢栄一記念館まで足を運んで来ました。旧家のあった敷地に建てられた公民館と併設するその施設には、渋沢栄一の足跡を残す多くの資料が展示されており参考になりますが、どの様な個性を持った人物だったのでしょう。



企業財務を預かる立場としてのその役割は、結論を先に申しますと最終的には企業の経済的な価値を最大限に高めることにあると思います。それはお客様や社員、取引先、株主などの企業を取り巻くステークうホルダー(=利害関係者)にとっての価値を高めて行った結果として、企業に留保される資本が潤沢になるという意味で企業価値が最大化されることです。


その意味で企業財務を預かる立場としての視点は、企業を人間の身体に例えるなら体内を循環する血液である資本がどの様な局面においても体内の隅々まで行き届かせ巡らせることでしょう。時として血圧を測るように、適切な量の資本が循環しているかを診断しながら、巡りの悪い箇所(=事業)を見出しながら、適切な処置をすることも当然に必要になります。


資本の適切な循環過程の中で出血箇所があればそれを止めなければいけませんし、自己生成される資本が生きるのに必要な量に足りなくなれば、早めのうちに外部から資本調達して輸血しなければならなくなります。そうならないよう、常日頃から健康的な肉体を育むべく身体を鍛える必要があります。そうやって人間の成長を見守るドクターの様なものでしょう。


健康な肉体は健全な精神の下に宿るではありませんが、やはり企業として明確な理念を持ち将来に対してありたい姿(=ビジョン)を明らかにして、具体的な行動計画(=ビジネスプラン)にまで落とし込むことが望まれます。それを描き上げるのも経営者でもある企業財務を預かる立場としての根幹に関わる役割だと言えます。そうやって健康を維持するのです。


最近では個の存在を確立させるだけでなく、他者(=社)とのつながりを持つことの大切さが認識されるようになっています。他者との関係を持つことによって、様々な気づきを得たり一人では出来ないことを実現させられるからです。新しいアイディアを創出する暗黙知を形式知化する過程でも、気づきを得ながら共創することの大切さが明らかになっています。


その様な果実を効果的に発揮させるには、それなりのノウハウとテクニックが必要です。いままで付き合いのない他者と唐突に心理的安全性を保ちながら自分の心を開いてコミュニケーションを図るのはそう簡単なことではありません。また、互いが共創した新しい考え(=形式知)を概念化させるためには、それを言語で表現して共通認識を持つ必要もあります。


ビジネスを営む企業においても、それを担ってるのが人間である限り、同じことが言えます
。これからの時代は個社が自前主義で事業を営む時代ではありません。志を同じくする企業同士が手を取り合って協業することが不可欠です。その様な関係を見出していくことも、協同事業としての形にしながら、そこを流れる資本が正常に循環している目配せも必要です。


その様な協同事業であるネットワークが張り巡らされていくと、特に中小企業の場合に分かり易いのですが、地域経済との関係が不可分となって浮き彫りとなってきます。大企業なら差し詰め社会や一国経済との関りということになりますが、自分たちのアイデンティティが社会や地域と不可分であることに気付くでしょう。経済との関りも意識せざるを得ません。


今日もありがとうござます!
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