誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

エリアマネジメント!

皆さん、おはようございます!
新春から滑らかで上々な滑り出しです。還暦という節目の年を迎えますが、これからが本当に自分の遣りたい仕事に向けてスタートを切るタイミングだと感じています。これまでは、自分に出来る力を蓄えてきましたが、ここからは自分なりのやり方で自己実現する時です。



中小企業の事業再構築を進めていますと、これから大きく変わりゆく社会の中で貴重な一芸の資源に固執して事業展開するだけでは、よほどの先端技術を持たない限り、これまでの産業構造の底辺に組み込まざるを得ず限界があると感じてしまいます。もっとお客様起点で、どのような商品が望まれているのかを感じ取り、最終製品として提供する必要があります。


元来、特定の地域に同じ業種や関連業種の企業が集まる産業クラスターが形成されているものであり、中小企業同士の競争や共創、地域の資源や人材を共有することで、効率的にビジネスを展開してきた筈ですが、産業構造の変化によりそのコミュニティが失われ機能しなくなっているものと思います。それは地域経済が没落の一途を辿っていることでもあります。


本来、産業クラスターは新規事業や商品が次々と生み出されるような事業環境を整備することにより、競争優位を持つ産業が核となって広域的に産業集積が進む状態をいいます。地域の中小経営者の高齢化により廃業を余儀なくされている企業が増えていることもありますが
、それ以前に将来手掛けるべき商品や事業を描き切れないでいるところに問題があります。


それをどう描き出すかは様々な試行錯誤が必要になりますが、必ず解が見つかる筈です。新たな産業の担い手と巡り合うことも必要でしょうし、自ら新しい産業領域を見出して行っても良いと思います。大切なことは、個々の中小企業が存続する地域とそこで暮らす人々とが相互に関係を織りなしながら地域経済が成り立っているという現実に目を向けるべきです。


だからこそ地域経済の盛衰を決定づけるのは、その地域でビジネスを営む中小企業の活力なのであり、その地域にどれだけのビジネス=仕事を創出できるかに掛かっているという事実です。だから、地域の活力を高めて行くためには新しい事業や商品を創り出すことであり、それが新たな仕事として新しい雇用を生み出すことになります。それが幸福に繋がります。


このままの中小企業でいては閉塞感が漂ってしまいますので、中小経営者はもっと自らの殻を破ってこれまで付き合いのない方々と交流すべきでしょう。また、地域に新しく起業したいとする人々を呼び込む仕組みづくりも必要だと思います。地域内でそれらの人々が交わることにより、それまでの経験知が触発され新しいアイディアや考えが生み出されるのです。


一方、漏れバケツ理論ではありませんが、域外への商品販売などにより稼いだ資本がバケツの穴から漏れ出してしまっては意味がありません。地域内外の収支が収入超過になりプールすべき資本が増えるようにする視点も必要でしょう。これまで域外から購入調達していた商品の一部を域内で生産するように出来れば、それこそ需要が見えてる新規事業になります。


地域の主要プレイヤーである中小企業の産業クラスターを有機的に見直していく事業再構築を主軸に据えて、地域に新しい起業を試みる方々を呼び込んで新陳代謝を高めて行くことが
、結果としてその地に暮らすそれらビジネスを営む人々の家族をも含めた幸福度を高めることに繋がるものと思います。それが自らが望むエリアマネジメントということになります。


今日もありがとうござます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する