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ものを見る視点!

皆さん、おはようございます!
わりと暗黙知を形式知化することが上手いのではないかと感じることがあります。自分の心身が自由に解放されている時に多いのですが、外から得たちょっとした情報に刺激されるように突如として感覚的な閃きが起き、それを考え続けていると一つの概念に達するのです。



ものごとが縦割りに連なっているといいますか、いまの社会が縦割り社会だから縦軸でものごとを考えることに慣らされてしまっているせいか、人間は縦軸で考えることに安定を感じるのではないかと思います。だからかもしれませんが、私が新しいアイディアを考え付くときは、たいがいその縦軸を横軸に置き直してみることにより気づきを得ることが多いです。


唐突に少し分かりにくい書き出しをしてしまいましたが、例えば会社なんか分かり易い例だと思います。社長を組織の頂点に上から下の方向に事業に必要な機能が並んでいます。産業分類なども業態ごとに縦割りに整理されています。会社が位置する産業分類の中で、規模の経済と経済合理性を追求することにより、その業態に専門特化することが習わしなのです。


行政組織なども省庁ごとに専門性が高まるように配されており、その組織内でもやはり縦割り組織で役割を分担すように組み立てられています。それが当たり前で効率が良いといえばその通りなのですが、最近では縦割り組織の弊害が指摘されるようになっています。各々の縦軸同士が連携しないから、その縦軸の間にある曖昧な課題がすっぽり抜け落ちてしまう。


確かに縦軸として専門性を高めることは、その分野のあらゆる課題に応えることが出来るようになり、とても便利な社会なのですが、それが行き過ぎますとまるで高層ビルが林立する無機質なオフィス街のように、その間を埋めるつなぎの部分が希薄となり、私たちの心がどこか寒々と落ち着かなくなるものでしょう。最近では随分と配慮するようになってますが。


どうしてこの様なことが起きるのかその本質に思いを巡らせてみると、特に戦後経済社会において行き過ぎた私権を認める風潮が高まったからではないかと思います。欧米流の文化や風潮を輸入してきたからであり、経済社会のグローバル化がそうさせている部分もあると思います。私権の強まりとともに公権も強めざるを得なかったのが現代の社会なのでしょう。


それら私権や公権とは逆に弱まり失われかけているのが共益的な部分ではないでしょうか。
それは地域でのつながりやコミュニティの部分です。いわば潤滑油の様な存在ですが、それがなければ社会が円滑に廻っていかないギスギスした社会となってしまいます。互いに権利主張ばかりしても溝は埋まらず、それぞれが持ちつ持たれつ互恵的な存在であるからです。


私は、そこに一つのビジネスチャンスがあると見ています。縦割りとなってるビジネスを横に置き換えてみては如何でしょう。例えばホテルや流通業ですが、なんで自社の箱の中で外に対して閉鎖的に運営する必要があるのか不思議です。外から建物の中が見えませんが、それ以前にテナントが外に対して開かれまちに点在していても面白いのではないでしょうか。


それはまちをマネジメントすることにも繋がりますし、人々がまちを回遊することによりシャッター商店街が減るでしょう。だからかもしれませんが、私のポリシーとして中小企業に対する支援も全国に点在することなく地域を固め打ちするドミナント展開を志向してます。
中小企業が存続するためには、地域の他企業と連携していく必要性を感じているからです。


今日もありがとうござます!
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