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中小企業にもCFOが必要な理由!

皆さん、おはようございます!
青山学院女子短期大学中軽井沢寮が軽井沢コモングラウンズとして生まれ変わっています。まるで森の中にいる様な悠々閑々とした木々に囲まれる施設には、軽井沢書店、SHOZO COFFEEなどがありカルチャーコンビニエンスクラブが開発したことに驚かされます。



中小企業であれば、トップである社長が経営から財務面に至るまで自ら判断しているケースが珍しくないかといえば、言い過ぎかもしれません。私の知る中小経営は、皆さん共通して主業である現業にこそ精通しており、その生産か営業を拠り所として日々の事業判断を行っていますが、特に財務をはじめとする管理業務について経営視点で語ることが出来ません。


せいぜい社長の身内が金庫番としてお金を管理しているのが関の山であり、財務を経営の立場で判断することからはほど遠いと行った方が正しいでしょう。振込などの出納業務を中心に、経理の仕訳が切れれば良い方で、顧問税理士任せで決算業務まで行っている中小企業は皆無といって良いでしょう。顧問税理士も経営の本質が分からず相談相手に適してません。


中堅企業になりますと財務経理部長なる立場で、社内の日常的な財務や経理業務をマネジメントしている場合もありますが、経営として資本政策や予算編成・統制までを担っていることはありません。これからの中小企業も、キャッシュに裏付けられた利益を源泉とする企業価値を最大化する視点が不可欠です。これからの時代は企業規模の量でなく質だからです。


だからこそ社長と二人三脚で経営の立場で、戦略的な観点から財務をはじめ人事などバックオフィス全般を語れるCFO(=最高財務責任者)が必要となるのです。特にこれからのCFOは人的資本ではありませんが、人事についても積極的に語っていく必要があるでしょう
。社長の掲げる事業理念や事業ビジョンをともに実現していく役割を担う必要があります。


中小企業のCFOとして広義の財務(=お金や人財などの調達および再配分)を担う以外にも、これからはもっと重要な役割を担っていく必要があるでしょう。それは現在が時代の端境期にあることにも関係しますが、過去の慣習に捉われずに将来の見通が立て難い時代的背景の中で、まずは率先して事業理念や事業ビジョンを描き出していく必要があるからです。


本来、中小企業の所有者である社長が描きだしていく必要があるのですが、自身がこれまでの事業の推進役として組み込まれてしまっていますので、足下ばかりが気になってしまいなかなか将来のことまで描き切れないからです。そうでなくとも人間というものは、自分で自分のことがなかなか分からないものでしょう。社長が自らの意志に気づく必要があります。


社長が人間として自己実現していくためには、臨床心理学者カール・ロジャースの人間性心理学ではありませんが、社長と信頼関係のある他者に傾聴してもらうことにより、少しずつ自らに気づきを得ていく必要があります。社長が自分の内面に触れることにより、それが可能となります。会社の中で信頼のおける他者に該当するのがCFOに他ならないでしょう。


その様な意味で経営の中枢である財務面の判断以外にも、社長の側近として支えていくことが不可欠な時代だと理解してます。これから時間を追うごとに、その必要性がますますクローズアップされる様になると思います。だからこそ中小企業のためのパートナーであるCFOとして、戦略的に他企業との連携関係を育みながら新たなビジネスを創出したいのです。


今日もありがとうござます!
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