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まちビジネスディベロッパー!

皆さん、おはようございます!
事業を立ち上げた経験のある方と話をしていますと直ぐに分かるものです。好きこそものの上手なりではありませんが、寝ても覚めてもその事業のことを考えているくらい、その事業に魅せられ楽しんでいないと、紆余曲折ある事業課題を乗り越えていけないものなのです。



これからのビジネスは地域に根差し土着的関係を創っていかないといけないと思います。その地域固有の特色ある資源を活用して新しいビジネスやプロダクトを創造していく際に、一つの中小企業が垣根を高くして頑張ったところで限界があります。それより様々な固有の資源を持つ中小企業が連携して互いに補い合いながら全体としてビジネスを展開すべきです。


共存共栄という言葉がそれに近いかもしれませんが、単独企業ではなし得ないことを仮想連合体で成功に導いていくことが大切です。その様な仮想連合体を組成するには、コツが必要かもしれません。単独企業による自助努力だけではその様な発想になり難いこともありますが、擬制法人という法的な枠組みがそれを前提に物事を考える習わしとなってるからです。


よく良く考えても見れば、創業し法人化する過程において、まずは事業を営もうとする個人の大志を拠り所に事業理念を掲げ、ビジョンを描き出し、ビジネスプランに落とし込みながら、実際に必要な個々の事業資源を集め、それらを有機的に結合しながらビジネスモデルを形にしていくプロセスを踏むことになります。それを法的枠組みの中で捉えるか否かです。


であるならビジネスを創出する同じプロセスを踏みながら、実際に事業に必要な資源を一つの擬制法人という枠組みの中で所有することなく、仮想企業体という考えの下、各々の事業資源を持つクラスターがアライアンス関係を組んだらどうでしょう。それぞれの企業同士が契約概念により集参すれば良いでしょう。それを民法上の組合と捉えるのかもしれません。


大切な事は各々の企業が事業理念やビジョンといった価値観を共有することでしょう。そこさえしっかりと共有できていればどんなことでも出来ると思います。あとは契約で互いの利害関係をきちんと整理できていれば良いのです。事業として羽ばたき出したら、擬制法人化することも考えられるかもしれませんが、それは共同事業所有企業ということになります。


その様な柔軟な事業の取り組みは、これからの速度の速い経営環境の中では絶対に不可欠な存在です。要はその様な取り組みのビジネスを誰が言い出しっぺとなって発起するかでしょう。私は、その様な事業の取り組みをまちビジネスディベロッパーと呼びたいと思います。敢えて地域商社と言わないのは、地域ビジネスにおいては立地産業が多いと思うからです。


まちビジネスとは、地域の特色ある固有の資源を活かしながら、そこに人々を呼び込みお金を落としてもらうのと同時に、それら資源を活かした商品を域外に流通させることにより、お金を還流させることを主眼に置いた事業だと受け止めています。その地域の持続可能な循環型経済を創出することが、この社会において求められているものと思わざるを得ません。


ビジネスというソフトウエアをその地域の立地を絡めながら開発をしていくことが、まちビジネスディベロッパーには求められるでしょう。それは地域開発する視点で取り組まれる必要があると思います。そもそもビジネスというものは、その地域に暮らす人々の営みと表裏一体であるからなのですが、規模の経済を追求する中で乖離してしまった経緯があります。


今日もありがとうござます!
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