誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

有機的組織のあり方!

皆さん、おはようございます!
人間は自己との対話と他者との対話を深める相互促進的な循環によって、各々が内面の潜在的なまだ言葉にならない暗黙の体験を通じて気付きを得るものです。それが暗黙知を形式知に昇華させる仕組みと同じく捉えることができ、人間の創造的な成長を促すものでしょう。



有機的組織とは組織の形態の概念を意味してます。組織の雰囲気が緩やかであり、しがらみも少なく自由な雰囲気の組織といえるでしょう。また明文化された規則は少なく、あっても拘束力は弱いことから有機的組織を構成するメンバーは自らが何をするべきか考えなければならないのです。組織内の階層はフラットであり、権限も分権されている特徴があります。


有機的組織を異なる言葉で表現すれば、自律型組織やティール組織ということも出来るでしょう。組織を構成している個々のメンバーが自律して自身の業務を遂行できる、または意思決定できる組織のことです。自社のビジョン実現に向けて業務を遂行する為に共通の判断基準を明確にすることで、各現場にて最適な判断で意思決定し、行動に移すことができます。


有機的組織に対比される組織形態として機械的組織があります。機械的組織とは、組織内部での規則や任務が厳密に定められている組織のことを言います。このような組織は地位や階層が明白に定められており、手続きなどのオフィシャルな規定も多く存在しています。多くの場合は中央集権化されており、重要事項はトップが決めるという形になっているのです。


どちらの組織が良いかは、その時々社会が求めるものによって異なって来ると思います。これまでは多くの組織が機械的な組織を採ってきており、現在もその色が強く残っていますが
、そもそも将来が見通し難い不透明な社会いおいては、機械的組織の弊害が目立つようになっています。組織が硬直的になりがちで、柔軟に社会の変化に対応することが出来ません。


その意味では、有機的組織の方が組織構成員が自律して柔軟な機動的な動きをしますので組織としても外部環境の変化に対して柔軟であることは自ずと言わずも知れたところだとだと思います。人間的にも有機的組織の方が任される役割と自由度が大きいため成長するものと受け止めています。組織が主体か個人が主体かの違いが、結果的に人間に影響するのです。


この有機的組織と機械的組織をそれぞれの組織を構成する人間関係で見ていきたいと思います。機械的組織は、現在、多くの方が仕事で属している会社がその様な形態をとっているため分かり易いと思いますが、とにかく機能性を重視しして組織がデザインされていますので人間関係も必然的に殺伐とした紋切り型の表面的な要件を伝える形になることになります。


これから多くの会社が機械的組織から有機的組織への移行を図っていくと推測されますが、その時に人間関係もこれまでのコミュニケーションの手法を採っていたのではカタチは変われど組織が上手く機能しなくなるでしょう。組織内の個々人が内発的に自律して行動していくので、表面的な対話に留まらず相手の立場にたって相手の理解を深める必要があります。


口数多く言葉で全てを分かり合おうとするだけではなく、思料深く自分を相手になり変わるような傾聴としての理解度が必要になりますので、暗黙の時間が流れることもあるでしょう
。その様な高度なコミュニケーション能力を身に付ける必要がありますので、社会も必然的に他者との対話を通して成長していく、大人の成熟した社会へと移行することになります。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する