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これからのビジネスのあり方!

皆さん、おはようございます!
統合失調症(=旧精神分裂症)という精神病をご存知でしょうか。人間にとって周囲の環境から受け止める聴覚や視覚の全てが、事実に反し自分に批判的に受容されてしまう幻覚や幻聴として現れます。何が現実だか分からなくなりますが自分の全てを受け入れることです。



戦後から現在に至るビジネスモデルの王道は規模の経済を追求することであり、大量に商品を生産し単位あたりの原価をどこまでも逓減させることにありました。これからも、そのビジネスモデルが社会的に合意された慣習として続くかといいますと、些か首を傾けたくなります。それは巨額の設備による固定費負担が足枷となる社会に変容すると考えるからです。


現在は情報技術革新の只中にありますが、それが暮らしの中に深く浸透していく過程の中で人々の意識も大きく変わり行くからです。今般のコロナウイルス禍がその背中を押すように変化のスピードが早まっている様に思います。これまでとの違いは人々の意識が自分ならではの個性に目覚め、それを追求する枠組みに社会の価値観が変わると考えられるからです。


その様な社会の枠組みの中で台頭してくるビジネスのあり方は、規模の経済でなく範囲の経済といっても良いでしょう。もしかしますと、範囲の経済を基盤とした新しい概念が打ち立てられる可能性もあります。規模の経済との明らかな違いは、商品の種類、事業を増やすことで企業全体のコストを下げ、一つの企業に複数の事業が集約されている業態のことです。


それはピラミッド型階層的組織構造を持つ中央集権的な組織運営から地域分散型のオープンプラットフォーム型組織運営に変わらざるを得ないでしょう。これまでの様にマスマーケットを対象にビジネスを行うことから、地域のニッチなマーケットを細やかにくみ取るビジネスへと変容させる必要があるからです。全ては人々の考え方が「個性」へと向うからです。


益々、変化の速度が早まり多様化するマーケットニーズに応えて行くためには、これまでの規模の経済というビジネスモデルでは必ずしも効率が良いとは言えないからです。その変化のスピードについて行くためには、企業の自前主義に表象される様な、何でも自社内にリソースを抱え込むことなく、必要な生産設備などを持つ他社と協業することも必要でしょう。


マーケットの変化に合わせて協業先を変えて行く木目の細かい経営や事業運営が必要になると思います。それは生産設備や資源などモノに限定した話しではなく、経営の4要素である他のヒト、カネ、情報についても同じことが言えるでしょう。商品の種類や事業の数が細分化され、そのライフサイクルが短くなりますと現在の雇用形態まで変化することでしょう。


それより、もっと機動的に新しい事業や商品といったプロジェクトに必要な専門人財をその都度に集めたいという衝動に駆られると思います。それを雇用している社員の中から選抜しているだけでは間に合わなくなるので社外から招聘することも合理性に叶っているでしょう
。だからジョブ型雇用の方がメンバーシップ型雇用より事業運営に合致してると思います。


カネについても、これまでのコーポレートファイナンス型資金調達からビジネス(=プロジェクト)ファイナンス型調達へと変わり、各事業や商品をポートフォリオによって管理して行く方法に移り行くと思います。そうすると株式会社という企業体の存在すら時代に合致せず、もっと協業し易いオープンでフラットな組織体へと進化するのも情報社会の所以です。


今日もありがとうございます!
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