誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

シェアードサービス!

皆さん、おはようございます!
ここまで独りで孤軍奮闘しながら事業の基盤を整え、社会に必要とされていること、また自らの強みを見極めながら展開すべきビジネス領域を見定めてきた時期だと思います。ここからは三人寄れば文殊の知恵ではありませんが、パートナーとの連携が重要になるでしょう。



この月末に東証グロース市場に新たに株式公開を果たした企業3社に目が留まりました。もちろん3社の事業内容は全く異るのですが、それ以上に事業の本質の部分では類似点も多く
、これからの時代の流れを見定める上ではとても参考になります。何れも情報技術を駆使して業務効率化や商品差別化を図り、マーケットに中小企業を対象としていることでしょう。


ヌーラボは、企業の業務の円滑化やコミュニケーションの促進などを支援するクラウドサービスを開発し、提供しています。主力収益源はチームの課題をプロジェクトで管理するアプリケーションです。ソフトウエア開発やサイト制作など用途は多岐にわたり、アイディアを図で描くことで共有したり、多数のメンバーと同時に会話できるサービスも展開してます。


マイクロアドは、大量の消費者データを分析し、企業のマーケティング支援を手掛けてます
。200社以上の会社と連携した広告配信の基盤を運営するほか、自動車や飲食業界に特化したデータ基盤の展開も行い、他者との差別化に繋げてます。国内外でコンサルティングサービスを手掛ける他、デジタルサイネージ向けの広告配信管理ツールなども提供してます。


M&A総合研究所は、デジタル技術を活用したM&A仲介サービスを手掛けています。自社開発したシステムで業務を効率化しており、人工知能(=AI)が候補企業を自動的に抽出したり、社内の営業・事務手続きを一括管理しています。私も、聞いたところではこの人工知能の精度が非常に高く、人間でもあまり考えないような視点で候補企業を考える様です。


中小企業は、現業の運営に傾注せざるを得ない為、マーケティングやファイナンス、情報システム化をはじめとするバックオフィス業務がどうしても手薄とならざるを得ません。企業の成長に合わせてこのバックオフィス業務をも強化しなければいけないのですが、そこまでのスキルや知見を持つ人財を探すのが大変だったり、人件費負担をする余裕がありません。


その意味で、新興企業などがバックオフィス業務を支援するアプリケーションを提供することは中小企業にとって朗報と言えるでしょう。しかし、確かにそれらアプリケーションを使用すれば業務を効率化できるとはいいましても、それでもそれを使いこなし既存業務フローの中に落とし込んでいく煩雑さが残ります。それが陳腐化することによる限界もあります。


これからの中小企業は、これまでの慣習に捉われずに新たなビジネスを描き出し、事業を再構築しながら成長軌道に乗せて行くことが必要です。その為にはバックオフィス業務に経験豊富で優秀な人財を配していくことが不可欠である一方、バックオフィス業務はコストセンターにしかならざるを得ず、出来る限り小さな効率良いバックオフィス体制とすべきです。


それを情報技術だけに頼ろうとしても、アプリケーションは単なるツールにしか過ぎず限界があります。その様な中小企業のニーズに応えるべく、バックオフィスのマネジメントから業務執行に至るまでを包括的なシェアードサービスを活用すれば、中小企業を安定的に成長軌道に乗せて行くことが出来るのではないでしょうか。しかも費用対効果に優れています。


今日もありがとうござます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する