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「なぜ事業を行うのか」!

皆さん、おはようございます!
財務会計が企業の実体を表すとはいいますが、保守的に利益を計算することを目的としているため、実際にはどこまで真実性が担保されているのか疑問が残るところです。財務会計の特質を理解しながらも、企業実体の本質を理解することが経営者には求められるでしょう。



大手企業の経営者であれば、新卒採用されてから生え抜きでトップの座にまで上り詰めていれば、きっと目の前に事業があるから「なぜ事業を行うのか」を考える間もなく、高い株価を享受する為に経営方針を打ち出して行かなければならないと考えるでしょう。時代の転換期において、大手企業たりとも事業を再構築していかなければ存続すら覚束なくなります。


ところが、なぜその事業を再構築する方針を大胆に打ち出していけないのでしょう。それは経営トップが自ら事業方針を描くことは珍しく、その大方は優秀なスタッフが集まる経営企画室などが、喧々諤々、ロジカルシンキングにより事業改善点を取り纏め、合議制のもと最終的に経営トップが何パターンかある選択肢の中から事業方針を選んでいるからでしょう。


そこには確かにさも見栄えする事業戦略が描かれているのですが、事業に魂が込められておらず、形だけのプランで事業を変えていくことは出来ないでしょう。大手企業の大方はその様な調子で運営されていますので、イノベーションなど起き得る訳がありません。これは組織行動論から見てもピラミッド型階層組織の宿命であり、事業を担う人財など育ちません。


事業を科学的英知の集まりとしてロジカルに運営していく以前に、事業に携わる個々人(=特に事業を牽引するリーダー)に「なぜその事業を行うのか」という明確な意味付けが腹落ちしていなければ、その事業のことを寝ても覚めても考え抜く根気を持ち得ることもないでしょう。事業を行うということは、それだけ事業へのポジティブな執着心が必要なのです。


ポジティブな執着心を持つ為には、事業そのものをどの様に展開していくべきか以前に、経営者個人の思いとして事業を通してどう社会と関わっていくか、事業を通してどの様な社会の課題を解決していこうとしているのか、素の自分自身から湧き出てくるものがなければいけません。なぜ、その様な社会の課題を解決したいと思うのかを突き詰めるべきでしょう。


なぜ、この様なことを申し上げるかといいますと、人間というものは論理的に頭で考えだした事柄に対しては、そこまで執着心を持って行動しないため、腰の据わった事業が出来ないからです。それに対して、自分自身の潜在意識として受け止められた思いや志というものは
、その人を自然と無理なく成し遂げたいと思う方向へ、身体が動かしていくものなのです。


誰しも思い当たることがあると思います。例えば、趣味で登山を持つ方などは、そこに山があるから登るという格言があるくらい、自分自身が自然界に立ち向かい一体化して登頂した時の爽快感が忘れられないから、また次の山を制覇したくなるものでしょう。それと同じように、事業を営むということも自分自身がそれを通して成し遂げたい思いが必要なのです。


私自身、やはり閉塞感漂う社会を誰もがワクワクする社会に変えて行きたい。その為には、まず地域社会を変えていく必要があります。その活力を取り戻していく為に、仕事と暮らしの垣根を低くし、老若男女の誰しもがワクワクする思いを持ってプロシューマー(=生産消費者)の様に楽しく働ける環境を整えることで、まちづくりに繋がるものと考えています。


今日もありがとうござます!
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