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ビジネスのソーシャル化!

皆さん、おはようございます!
二つの才能を持つより、一つの本質的な才能に気付き磨き上げることの方が大切だと思います。才能とは、個人の素質や訓練によって発揮される物事をなしとげる力です。折角、天賦の才能を持っても、それを理解し努力しながら開花させて行かなければ宝の持ち腐れです。



どの様なビジネスでも、社会に対して商品を販売し受け止めて貰っている限りは、その社会的な意味が認められると思います。特に大手企業を見ていますと、創業の祖が築き上げた企業理念に込められた社会性が脈々と受け継がれてきたからこそ、ビジネスを大きく開花させ押しも押されぬ企業として成長してきたものと思います。だが、しかし本当にそうなのか。


最近の企業を見てますと、必ずしも社会的意義だけではなく、企業を存続させて行くために売上や利益を享受できるという理由で新たなビジネスに触手を伸ばしている例も多々見受ける様にも感じます。ビジネスが大きくなって行きますと、固定費も多額となりそれを賄うだけの売上(=市場)が絶えず拡大していれば良いのですが、そこはやはり限界があります。


特にこれまでの人間の物質的な欲求を満たす形のビジネスを邁進してきた企業にとっては、時代の転換期において必ずしも物欲のみならず精神的な欲求を満たすことに軸足が移り行く中で、盤石と見られたビジネスモデルがこれからも安泰である保証はどこにもありません。
むしろ、社会に求められることは益々、速度を上げて移り変わっていくと考えるべきです。


確かに規模の経済を追求することは経済合理性に叶っていたのですが、それは直線的に経済が成長している時に実現できる考え方であり、これからの少量多品種型の市場ニーズを鑑みますと、必ずしもスケールメリットはメリットでは無くなります。ダウンサイジングされた需要の中で出来る限りの規模の経済を目指すというスタイルに変化して行くことでしょう。


その様な意味では、これまでの大きな本社、利益の源泉であった大規模工場といったピラミッド型階層組織は成り立たなくなりつつあり、ビジネス毎に分社化することで市場に対して機敏に反応できるフラットな体制に転換することが余儀なくされるものと思います。個々のスモールビジネスを寄せ集めた、フラットで衛星的なグループ集団が理想的だと思います。


その様な分散化されたスモールビジネスの中で、社会に応えられる商品を創り出して行くことが望まれます。これからはどれだけ社会的価値の高い新商品を世に送り出せるかが利益の源泉となります。個々のスモールビジネスもピラミッド型階層組織化することなく、そこで働く人々が思いおもいに自律的に創造力を発揮できるフラットな体制が望まれるでしょう。


その上で、ただ社会に受け止められて貰える商品を漠然と考えるだけではなく、もっと現状の社会に存在する課題を突き詰め、理想とする実現したい社会の姿を思い描き、それを実現して行くための方法まで、まずはビジネスの社会的な意義をコンセプト化して理解を及ばせる必要があるでしょう。その上で、具体的ビジネスモデルを構想していけば良いでしょう。


やはりビジネスというものは、社会的存在意義を兼ね備えていなければ、どんなに素晴らしい発想で商品を創り出しても、これからの社会では受け止めて貰えるほど甘くないと思います。その意味では、少し散漫となった大手企業の色あせた企業理念をも時代に合わせて見直して行く必要がありますし、もっと草の根的に社会の声に耳を傾け応える必要があります。


今日もありがとうございます!
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