誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

あらためて理念の必要性を問う!

皆さん、おはようございます!
経営コンサルティングといいますと傍から経営に関わる支援や助言を行う立場ですが、彼らは責任を伴わないため一線を画したいと常日頃考えています。やはり自らも経営にコミットしながらハンズオンで責任の一角を担っていかなければ、出来ることも出来ないでしょう。



理念とは、個人が生きて行く上で、また一個人として事業を営んで行く上で不可欠な思考だと思います。ものの原型として考えられる普遍の完全な存在、事業・計画などの根底にある根本的な考え方と言い当てることも出来ます。それは、線形では考えられない複雑化した混沌とした社会だからこそ、人間が物事を考える上での拠り所として持つ必要があるのです。


よく会社組織などに企業理念があることはご存じだと思います。その会社で働く人々からしますと、それを設ける意味が理解されていないことが往々にしてあると思います。どちらかというと、会社組織としてのお題目を明確にして、それを働く人々で共有することにより人心を掌握するための宗教じみた手段程度にしか受け止められてないのではないでしょうか。


会社組織という枠組みの中に雇われて仕事をしていますと、その様な企業理念を拠り所とせずとも分業化、標準化された仕事の中では、経済合理性や社内規定のみを判断の拠り所としていれば日々の業務に支障を来すことがないからだと思います。それは俗に言うルーチン業務に慣れ親しんでしまっているからであり、それでは会社を変革することはできないです。


もしかすると、会社の経営者自体も理念を意識せずに日々の経営を司っていることがあるかもしれません。それは驚きに値することなのですが、大手の会社になればなるほど、企業理念に準拠せずとも取り敢えず会社は廻っていくものかもしれませんが、その様な会社は変化に弱く、現在の時代の過渡期においては会社として生き残っていくことは難しいでしょう。


なぜ理念が必要かと言いますと、日々の人間の営みや事業を営んで行く中で、過去の経験則や学問的知識では判断し切れない事象が多々あることは理解できると思います。その様な時にそれを判断する拠り所としてぶらしてはならない人間としての意志が必要なのです。人生の哲学として、自分自身がなにを大切にして行くのか、またなにを目指して行くのかです。


それは一朝一夕に定まるものではなく、人生の過程の中の様々な荒波に揉まれることによって、必然として身に付けて行くものなのです。個人として事業を営んでいても、人生哲学や事業理念を持ち合せていない方々も多く見受けます。それが出来るか否かは、社会との関わりの中で深く洞察しながら、自問自答を繰り返しながら内省する以外に方法がありません。


長い人生の中で、大きな山に登ったことのある人、または深い谷に突き落とされた経験ある人ほど、哲学をせざるを得ない立場に立たされますので自分なりの理念を持ち合せているものです。それは、年齢には関係ないと思います。平穏無事な生活の中からは得ることのできない、自由で自律的な大海原を泳ぐという経験をしなければ持ち得ないものだと思います。


少しくらいの嵐がやってきても、決して折れない強い自分自身を持つことによって、これからの不透明な時代を自分の理念を拠り所として、適切に判断し得るというものです。逆に言えば、理念を持たない人間というものは、ある一定の枠組みの中でしか準拠枠を持たないことから、自らが経験をしたこと以外のことに対して判断が出来ないということになります。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する