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事業者の直感力!

皆さん、おはようございます!
競走馬のように脇目も振らずひたすら走れるのは、自分自身が描く目標とでもいうべきあるべき目的地があるからだと思います。もう少し速度を緩め足下の小石を避けながら走るべきかもしれませんが、いまならそれに脚を捕られることなく走り抜いて行く勢いがあります。



事業を営むということは、孤独なものです。孤独とは言っても悲壮感漂う一人寂しさが付き纏うそれとは異なり、事業を取り巻くあらゆる判断は自分自身で行わなければならないという意味です。例え答えのない判断について先輩経営者などに相談することがあっても、それを鵜呑みにはできません。最後は自分自身の意志で結論を出していく必要があるからです。


ここでのポイントは、答えのない事業課題に対してどう判断して行くかです。事業を営むということは、この答えのない課題に対する判断の連続ということになります。その判断次第では、良い結果に恵まれることもあれば、当然に自分が想定できない悪い結果となることもあります。どの様な結果でも、それを甘んじて受け入れなければならない責任があります。


他者の意見を聞いてそれに従って判断していたら、自分に振り掛る事業の全責任を果たしているとは言えません。最後は自分の意志で直観的に決めて行く必要があります。だから事業を営む者は、直感力が研ぎ澄まされるのかもしれません。様々な業種の幅広い年齢層の事業者とお会いすることがありますが、彼らに共通するのは鋭い直感力を持っていることです。


考えてもみて下さい、答えのある目先の課題を判断するのであれば分析思考を働かせて論理的に答えを導き出して行けば済む話しです。所詮、論理思考というものは、物事を原因と結果に分けて、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。それは既知の事実が既にあって、その標準化された英知を演繹的に導き出しているに過ぎないからです。


事業を営むということは、既知のことを踏襲することではなく、自らのパッションで未来のあるべき姿を描き出すことです。その様な事業には、論理的思考は通用せず、せいぜいサラリーマン経営者やミドルマネジメント層が行うべきことです。彼らは既知の事業を滞りなく円滑に運用して行くことが使命ですが、それをもって経営と履き違えてはいけないのです。


勿論、事業を永続的に存続させて行く為には、新しく生み出した事業の業務を標準化していくこと迄を否定するものではありません。但し、それは事業を営む者に望まれる役割ではないことに留意が必要です。いまの日本では、余りにも会社が営む事業の完成度が高い為か、このことが理解されていない気がします。だから、イノベーションが起きないのでしょう。


その様な答えのない判断が連続する事業ですから、人を雇用している時の事業者の重圧は半端でないものがあります。被雇用者の家族までを含めた責任を一身に纏い直観で判断して行かなければなりませんので、その責任といったら想像を絶するものがあります。それに屈せず、目線を上に挙げ自身の内面から迸るエネルギーを自らの意志に込める必要があります。


巷にはコンサルタントを名乗る人々も多くいます。彼らはロジカルシンキングなどを商品としていますが、その様なものは本物の事業には通用しません。せいぜい組織化を急ぐ安定志向の会社に重宝される位であり、彼らには事業を営む者の気持ちは分からないでしょう。それはそうでしょう、自らの事業を営んだ経験のあるコンサルタントは少ないからなのです。


今日もありがとうございます!
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