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コーポレートファイナンスのちから!

皆さん、おはようございます!
木材物理学の世界で60年余りも個性的研究に没頭して来られた研究者がおられます。年齢からは見間違う程の若々しさで、ご自身の研究成果を通した社会の捉え方が的を得ていて素晴らしいと思います。一つの道を究めると人間は同時に社会との関りにも通ずるようです。



コーポレートファイナンスの世界を極めてきたとはいえ、まだまだそれをどう社会の中で活かすべきかについて、勘所は掴んでいるものの日々試行錯誤が続きます。資金の出し手の立場、資金の受け手の立場、それらにアドバイスをする立場として、様々なテクニックを身に付けてきましたが、どの様な社会にすべきかを描き出しそれを活用する視点が不可欠です。


これからの時代に相応しいコーポレートファイナンスの概念を打ち立てることも必要でしょう。その意味では、自分の専門性を基礎として置きつつ、目まぐるしく移り変わる社会の様
々な局面に適用させるべく、自分の人間としての器をも広げて行かなければ、本当の意味で大成させることは出来ないでしょう。自分が何を社会に対して描き出すかが問われてます。


それがあって初めてコーポレートファイナンスが生かせるのであり、その専門性と自分の内面とのやり取りを通し磨き上げていくことが、集大成に繋がるものと思います。私にとってのコーポレートファイナンスは、まちビジネスの再構築を通じてこじんまりとした地域循環型持続可能経済圏を創るだけに留まらない、力強い地域の経済圏を実現していくことです。


まちビジネスとは、地域に根差す様々な規模のビジネスであり、生業としてのビジネスを含む社会の課題をビジネスを通して解決する概念です。それらビジネスを構成するヒト・モノ
・カネ・情報といった要素の内、主にカネに焦点を充てながらヒト・モノ・情報といった要素を見つめながら、ビジネスモデルやビジネスストラクチャーを描き出し実行するのです。


言い方を変えれば、言語としてのコーポレートファイナンスを駆使しながら、ビジネスにおける多岐に渡る事象をマネジメントしていくことに等しいでしょう。例えばビジネスを立ち上げるのに形から入ろうとする方がいたとしたら、リスクを最小化すべくビジネスのコアとなる資源をまずは形づくることが最優先となりますので、その旨アドバイスして行きます。


ビジネスを立ち上げるプロセスの全体を考慮に入れながら、それに付き纏うリスク係数を把握しながら如何に分散させるかを考慮に入れているという意味では、やはりどこかでコーポレートファイナンスの知見を活かしていることになります。個人的には、それらビジネスを立ち上げようとしている方に、地域の小口資金を活用した市民ファンドが必要と考えます。


そんな資本を地域で循環させる枠組みによって、地域内のビジネスを支援しながら、その利益(=サービスや配当)を享受できる循環メカニズムを創り出しながら、実際に少しでも多くのまちビジネスを元気にしていくことが必要でしょう。その為には、まちビジネスを横断する形でそれらの要素を有機的に結び付けて、新しくビジネスを創り上げていくことです。


ビジネスを構成する資源を見極め、そしてそれらを再び構築する際の目利き力も実はコーポレートファイナンスの知見を活かしていると言えるでしょう。ビジネスの有形無形の資源を見極めるには会計の知見が役立つからです。この様に自らの専門性であるコーポレートファイナンスの知見を得ながら、如何にそれを実社会でビジネスに適用するかが問われてます。


今日もありがとうございます!
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飯田4兄弟!

皆さん、おはようございます!
ビジネスのアイディアは一人で考えてもイメージは湧きますが、具体的構想にまで落とし込むことは中々できません。それは暗黙知を形式知化するプロセスと同じで、心理的安全性が保たれた環境の中で他人を相手に言葉にならない言葉のキャッチボールが必要だからです。



飯田4兄弟と聞いて誰だか思いつく方は50代以上の方かもしれません。彼らは産業界に身を投じ経営者となった兄弟4人のうち3人が起業して成功を収めています。バブル経済崩壊後の閉塞感漂う日本社会の中で、どうすればビジネスに成功できるかを考えあぐねた方の多くは、この飯田4兄弟をの経営手腕を参考にしながら、確信を得たのではないでしょうか。


長男の飯田博氏は、東京の日本橋馬喰町に本社を置く家業酒問屋「岡永商店(=現・岡永)
」を継ぎ、次男の飯田保氏は家業が縁で居酒屋チェーン「天狗(=でんぐ)」を運営するテンアライドを創業しています。三男の飯田勸氏(=今月2日に96歳で逝去)は世界最大の小売業ウォルマートを真似たディスカウントストア「オーケー(=OK)」の創業者です。


そして五男の飯田亮氏(=昨年1月に89歳で逝去)は、国内最大の警備会社となる「セコム」を立ち上げています。30年余り前に日本警備保障からセコムに商号変更し、株式を東証1部市場に上場して、その成長が著しい時代に飯田亮氏の存在が世の中に知れ渡った時期でもあり、その都度マスコミで飯田4兄弟の事が取り上げられていたものと記憶してます。


兄弟4人の中で3兄弟もが起業してビジネスを成功させるとは驚きに値しますし、どの様な資質を持っているのかを知りたくなります。起業した3兄弟に共通するのは、日本経済の発展とともに成長していけるビジネスの芽を発掘する嗅覚だと言われています。兄弟は親が営む酒類問屋の手伝いで足腰を鍛えられただけでなく、商売の厳しさが原体験となってます。


恐らく親からの事業を承継するのは長男であることを認識した上で、自分たちは起業することがあたり前だというDNAを持ち合わせるに至ったのでしょう。父親からは「しゃがむな
」、母親からは「ため息をついてはいけません」と教え込まれたと言われています。商売を営む家系の中で、両親が働く後姿を見ながら育って来た環境がそうさせているのでしょう。


飯田亮氏は、学生時代より親が営む酒類問屋を手伝いながら、絶えずこれからの時代に必要と考えらるビジネスの芽を探しあぐねていたと言われてます。海外に警備会社のあることを知ると、その後の参謀役となる学生時代の親友、戸田壽一氏と一緒に海外視察に行き、日本で警備事業を創業すべく視察先の企業よりノウハウ提供を取り付けて来たと言われてます。


それが1960年のことであり、1964年に東京で開催されたオリンピックで民間警備業務の受託を取り付け、時の日本警備保障は飛躍して波に乗ったと言われています。その後、
人海戦術の警備業務から大手通信会社と連携した機械式警備を思いつき、実行に移したのが現在のセコムホームセキュリティに繋がっています。正しく飛ぶ鳥を落とす勢いなのです。


今でも欧米で先行するビジネスモデルを日本に輸入して展開することは可能だと思いますが
、当時に比べてその可能性にも限りがあるでしょう。消費者が意識していない潜在需要を探り当てながら新たなビジネスの芽を見出す必要があります。その時に必要なことは、自分も消費者である感性を生かし社会の矛盾や不便を解決していこうとする視点かもしれません。


今日もありがとうございます!
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コミュニティカフェ!

皆さん、おはようございます!
知人から「コミュニティカフェ」の書籍を渡されて一瞬ハッとしました。普段は自分でも意識していなかったのですが、私が目指す理想的なビジネス創出がコミュニティカフェの中にあるのではないかと直感したからです。所詮、ビジネスは独りでは生み出せないからです。



ビジネス創出には一定のセオリーがあると思っています。一つは、そのビジネスが社会の課題を可決するものであること。捉える社会の課題の大きさによってビジネスの規模もある程度規定されますが、これからの時代はビジネス規模に拘わらず、いかに社会にとって意味のあるビジネスを行うかが問われるでしょう。地域の課題だったり全国的な課題もあります。


地域課題としては、利益追求を目的化した社会で都市部と地方の経済格差をもたらすなど、都市部では必要以上の利便性が高まる一方、地方は安心安全に暮らしていくことすら危ぶまれるようになっています。それはビジネスをマクロ的に捉え過ぎてしまい、ミクロ需要に応えていないからだと思います。持続可能な循環型地域経済を支えるビジネスが待たれます。


もう一つは、ビジネスというものは誰にでも創出する可能性を持っているものですが、誰しもが感じている言葉にならない社会課題をビジネスを通して解決する方法への気づき(=アイディア)のまま自分の中に留めておいては、いつまでもビジネスを創出できないのです。
その潜在的な経験知を顕在化させることが出来なければ、何も始まらないということです。


余談ですが、女性と男性ではビジネス創出の仕方が異なると捉えています。女性の方が自然体で自分の遣りたいこと遣りたくないことを感覚的に捉えているため、その遣りたいことを肩肘張らず楽しみながらビジネスにすることに長けています。これに対して、男性はロジカルにビジネスを捉えてしまいますので、それを意志として落とし込むまで時間を要します。


ビジネスというものは独りで行うには限界があります。それは創出時のアイディア出しもそうですが、ビジネス創出後の課題解決に際しても、経験値で捉えたモヤモヤした判断を明確な意思にまで高めて行くには、他人との会話を通し気付きを得ていく必要があります。成功するビジネスの陰に名脇役がいるのはこの為でしょう。思いを可視化する必要があります。


私は、地域ビジネスが自然に創出されるエコシステムを創ることを目指しています。それは
スタートアップ企業が参謀を得て成長していくのとは異なる生態系だと考えており、地域コミュニティでの何気ない会話の中から自然発生的に生まれて来ることが理想だと思います。
その様な時にコミュニティカフェの本を手にして、そこにヒントがあると気付いたのです。


コミュニティカフェとは、市民が自発的にカフェ的な空間を活用して居心地良い場を共有し自分たちの暮らすまちや地域に関わる機会も持ち合わせている場です。普通のカフェや喫茶店と異なり、他の客や店の人と交流し情報交換したりすることが大切にされる、人と人が交差する自由な空間、情報の交差点、より素敵な生き方に挑戦するきっかけとなる場所です。


少しでも自分たちが暮らすまち・地域を暮らし易くすべく、コミュニティカフェで交わる人
々が共創することにより新しいビジネスの芽が生み出されていけば良いと思います。ビジネスを実現させる為に必要なノウハウの半分は、人々の交流を通した創発です。それから、もう半分は、ビジネス化していくプロセスを間違えないことであり、テクニカルな話しです。


今日もありがとうございます!
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