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ディベロッパー!

価値創造

皆さん、おはようございます!
効率よく行動しようとする余り兎角、頭で段取りをシミュレーションしてしまいがちです。これって都会人、なかでもサラリーマンの鏡にありがちな思考だと思います。でも、効率的な思考を選択するあまり、実は自分が感じ取った大切な部分を削ぎ落すことにもなります。



ディベロッパーにも様々な形態のディベロッパーがあり、一概にそのビジネスの定義づけが出来ないものかもしれません。大手ディベロッパーの様に様々な施設を複合開発する総合ディベロッパーもあれば、住宅やマンションを専業に開発するディベロッパーも存在しています。共通点は、素地を仕入れ、企画開発して、付加価値を付けて利益を享受することです。


良く建築系の方々とディベロッパーは相容れないほど仲が悪いと言われることがあります。何故そのようなことが言われるのか、最近になって分かるようになって来ました。特に建物等を建築する場合に必要な設計について、建築家の方々は単に図面を描き、積算をしているだけでなく、その街にどの様な建物等を描き出すべきかを構想するところから始まります。


それはその街の歴史、時代的な背景、行き交う人々などを考慮して、あるべき街の姿を自身のアート感覚を駆使して描き出そうとするからだと思います。そこには、不動産の効率性や採算性など、それ自体が時代的な思想が入り込んでしまいますので、それを度外視して純粋に街をキャンパスと見立て、建築家自身の哲学を投影して表現して行くアートだからです。


それに対し現代のディベロッパーは、あたかも工場で不動産を製造する如く、効率性や採算性を追求することに重きを置き過ぎる様に思います。原材料である素地を活用して、いかに収益を拡大するかに偏重するあまり、その建物等を見れば近代的煌びやかな格好の良い物が出来上がるのですが、街全体で見た時に周囲との調和が採れていなかったりするものです。


ディベロッパーに建築家の様なアート感覚が無い訳ではないのですが、与件としての素地である土地のみに焦点を充てざるを得ない都市計画の稚拙さがそうさせているとも言えるでしょう。特に専業ディベロッパーが陥りやすい罠だと思います。それに対して総合ディベロッパーは、未だ大規模再開発などで街全体を描き出す可能性を秘めていると言えるでしょう。


それでも、効率性や採算性を極大化させようとしては、街づくりの本質を極めるには乗り越えなければいけない分水嶺がある様に思います。やはり、私などが見ていても歴史的な連なりを分断する街づくりは、一人の人間的な感覚としても受け入れられない一抹の危うさを感じてしまいます。脈々と連なるその街に暮らす人々の営みを生かしていく必要があります。


その上に、街の未来のありたい姿を重ね合わせながら、過去から未来に連なる街の姿を描き出して行く必要があると思います。規模の大小に拘わらず、これからその様なディベロッパーが出現してくる予感がしています。その為には、ディベロッパーもこれまでの様に行政を相手に設計事務所やゼネコンを相手にコーディネートしているだけでは覚束ないでしょう。


もっと、過去から未来に繋がるまちの営みに目を向け、そこでどの様な循環経済システムを持っているか理解しながら、あるべきまちの姿を描き出して行く必要があります。何も老朽化した建物を建て替えることが仕事ではなく、まちのエコシステムとしての社会基盤を整えて行くという意味で、様々な事業者を有機的に結び付け仕組みづくりすることが必要です。


今日もありがとうございます!
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