誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

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ビジネス支援プラザの役割!

皆さん、おはようございます!
最近、盛岡に行く用事があり、JTBのビジネスパックでJR東日本の新幹線往復チケットとホテルメトロポリタン宿泊をWebで予約しました。チケットの受け取りはというと、全国のJR駅の指定席券券売機で発券が出来るのでとても便利です。情報社会の進展ですね。



思いついたように昨年より国立のコワーキングスペースでビジネス支援プラザを開設し、中小経営者やこれから創業しようとする経営者が抱えるあらゆる課題に対して伴走支援をすべく、事業企画、マーケティング、商品開発、DX(=デジタルトランスフォーメーション)
、財務、会計税務、法律、社会保険などの専門家をパートナーとして擁し対応しています。


これまでの経験から中小経営者や創業者は、意外にも孤軍奮闘しており身近に相談相手がいないことから、その様な方々にあらゆる事業上の課題にワンストップでプロフェッショナルがお応えしていこう、というのが主旨です。ただし、こちらも本気で対応して参りますので経営者たちにも真剣に事業に取り組んでいて頂きたいので、志ある経営者に限定してます。


特に相談だけなら報酬を頂くことを考えておらず、具体的な実務が発生した場合に限り幾ばくかの手数料を頂戴できればと考えております。どちらかと言えば、専門家に業務を受発注するマッチングプラットフォームではなく、経営者たちとエキスパートたちが交わり合いながら一緒になって事業を立ち上げて成長させて行く、コミュニティプラザを志向してます。


だから支援を受ける立場である経営者たちも、ある意味自らの事業の専門領域における専門家の立場になることもあるでしょう。その様な相互扶助的な形でビジネス支援プラザが発展していってくれれば良いと考えています。社会にとって必要とされる、地域の課題を解決していく事業を皆で創っていくことを目的としており、その中から互恵を受けられれば良い。


ただ事業を立上げ成長していくためには、その事業を行いたいという熱い思いや意志を持つコアとなる人物が必要であり、またその人も独りでなく一緒に伴走してくれる参謀が必要なことも真理だと思います。ここでの参謀とは、事業家と二人三脚でその者の思いや意志を共有して事業に必要なエキスパートをコーディネートしながら事業を形にして行く人物です。


その為には、少しばかりのノウハウが必要になると思っています。それは、中小経営者や創業したいと考える者の思いや意志というものは、顕在化していないことが殆どですので、それを可視化して事業ビジョンに結びつけて事業計画に落し込んでいく、エキスパートを取り纏めるフロントに立つ者として必要な、カウンセリング的傾聴力とディレクション力です。


そんなに難しく考える必要はありませんが、一昨日記事に取り上げた企業経営アドバイザーが身に付けるべき、経営の基礎知識、事業性評価の実践力、および経営者との傾聴を通じた対話力です。出来ることなら、ビジネス支援プラザのエキスパートとして役割を担う方々には、これらノウハウを身に付けていつでもフロントに立てる様になって欲しいと思います。


さて、これからのビジネス支援プラザですが、地域社会の中で育まれ、また時代的に地域に必要とされる共益的事業を創出していくインキュベーションプラットフォームになっていけば良いと思います。事業を行うためには、ヒトだけでなくカネや拠点も必要になります。その意味で地域の金融機関との協業や空き店舗などを活用したシェア店舗なども併設したい。


今日もありがとうございます!
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事業成長させるということ!

皆さん、おはようございます!
6月に入ってからの梅雨空も、確かに雨模様の日が多いのですが、出張がちのせいか傘をさすこともなく、余り季節感がありません。むしろ、照り返すような陽の光と突き抜けるような青空に真夏の到来を感じる方が多い様に思います。もう少しで梅雨も明けるのでしょう。



創業して4年も経過すると、余程その事業が的外れなものでない限り、次第に売上が安定してくるものと思います。その段階になると、少しずつ経営者の肌感覚で事業を運営することから科学的な運営へと体制を整えるべきかもしれません。まずは、経営者独りで判断していた業務を社員に権限委譲しながら、業務を分業し標準化させることが必要になるでしょう。


経営者はマネジメントに専念することに成りますが、既に自らその業務を経験していますのでそんなに難しいことではないと思います。社員に対しては業務の成果を見守れば良いのですから。その様にして組織化を図りながらスケールメリットを追求していくことが常套手段であり、事業成長に繋げることが出来るのでしょう。少なくとも、これまでの環境下では。


これからは、やはりなぜその事業を行っているのかその社会的な存在意義を明確に持っておかないと、ただ事業効率や規模の経済を追求する味気なさに感けてしまい、売上や利益を高めることに終始してしまい、そのことに何の意味があるのか分からなくなり、砂上に楼閣を築くことになってしまうでしょう。論語と算盤ではありませんがそのバランスが大切です。


現代社会において、株式を公開する大手企業もかつては創業した経験を持つ訳であり、時の経営者も未来に対して浪漫と希望を持っていたと思います。ところが株式を公開した途端に企業の所有者は創業経営者から第三者株主に移転することになり、絶えずリターンを追求する株主から経営を委託される立場に替わりますと、利益を成長させ続ける足枷が付きます。


ファイナンスの世界では、投資家と投資先の世界しかありません。そこにパーパスの様な情緒的な考えが入り込む余地はなく、リターンを増やしてナンボという無味乾燥な世界に入り込んでしまい、事業としての社会的な存在意義を唱えるなら、それによりどれだけリターンが増えるのかを明らかにすべきという投資家の冷徹なまでの問いに応える必要があります。


日本でいえば戦後から現在に至るまでの右肩上がりの線形経済の中で、その様な資本主義の考えが社会に根付いてきたと言えます。モノが不足する社会的な背景の中で、将来に渡り「
成長」し続けることに疑いの余地もなかった時代的背景の中では、それが上手く機能してきたということが出来ると思います。ところが経済成長が伸び悩む中では状況が変わります。


売上を高めたり、利益を拡大させることが容易でない経済社会の中では、消費者も経営者や社員も心理的な意味での目標が見出し難いなかで、これまでの効率や規模を追求する経営では、人間が伸びやかに経済を育むことが出来なくなると思います。経済や事業に追随する人間ではなく、経済や事業が人間のより良い暮らしのために絶えず変わり行く存在でしょう。


あまり視野を狭めて事業を営むことなく、もっと将来の夢を実現すべく大らかに営んでいくべきだと思います。時の流れは誰しも一日24時間ではありますが、それを1秒単位で刻むことなく、大河の流れの様に時を刻んでいくべきでしょう。財務的に上手く行っている様に見える上場企業であっても、その内実は殺伐としており将来を描き出せないでいるのです。


今日もありがとうございます!
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企業経営アドバイザー!

皆さん、おはようございます!
財務という仕事を預っていますと、必然的にExcelなどを活用して表計算を多用することが多いものです。大体の数字の並びを見ていると計算があっているかどうか自然と目に飛び込んで来るものです。そんな慣れも手伝ってかプロとして犯してはならない痛恨のミス。



最近、マーケティングやコピーの専門家で、ビジネス支援プラザのパートナーである知人から「企業経営アドバイザー」なる資格を取得しようとしている話しを聞きました。この資格は、一般社団法人日本金融人材育成協会が2020年から総務省からのお墨付きを貰って始めた資格の様で、中小企業の経営支援を行うことができる人材の技量を測る検定試験です。


資格社会の中で、またも新たな資格が創設されたのかと思いきや、検定試験科目を調べてみますと、これからの中小企業経営支援において不可欠な経営デザインシートを用いた「事業性評価」および傾聴技法を用いた中小経営者との「対話力」が目玉に据えられています。これからの中小経営支援に必要な内容となっており、より実践的な資格として共感できます。


上位に位置する類似資格である中小企業診断士が知識量を問う国家資格であるのに対して、決して難易度が高い訳ではありませんが、中小経営者が抱える根本的な課題である事業ビジョンをどの様に描き出すのか、人間の側面に焦点をあて心理カウンセリング手法をも多用し
、経営者の思いや意志を経営デザインシートを用いて可視化していくことに注力してます。


もちろん、それら経営支援を行うためには基礎知識も必要であり、企業財務、企業経営・企業支援、企業法務、生産管理という専門領域に関する試験も課されているようです。私が中小経営者と接し、事業再構築や事業開発を行う中で感じ、試行錯誤しながら実践してきたことともオーバーラップしますので、私の遣り方が間違いではなかった自信にも繋がります。


これまでの中小企業というものは、戦後経済体制の中で大手企業を頂点とする暗黙の産業構造の中で、大きく踏み外さず自らの役割を担ってさえいれば何とか食べて行くことが出来ましたが、これからはその様な枠組みに依拠することなく、自らお客様を見出しそのお客様が欲する商品を創出していくことが不可欠となります。自分の手で市場を開拓することです。


その為には、これまで自らが蓄積してきた有形無形の技術、ノウハウ、知識について客観的に俯瞰出来ている必要があります。中小企業の場合、大手企業とは異なり、客体としての企業そのものが経営者から独立分離しているというより、経営者そのものに依存する関係にありますので、それは経営者自らが一人の人間として蓄えて来た事象を棚卸しすることです。


これまで自らの事業のビジョンを考える必要のなかった中小経営者にとって、それをどの様にして深めて行ったら良いか、その方法論が大きな課題として立ちはだかります。結論を先に言えば、それは経営者自身がこれまで生きて来た生きざまの中にあるものであり、それを自分で理解しながらストレッチさせていく必要があるということに尽きると思っています。


企業経営アドバイザー資格は、その方法を提供する入口となる基礎的な技量を理解する者としての証だと思います。もちろん、その後も経営知識、ビジネスモデル、カウンセリングなどの技量について自ら研鑽し深めて行く必要があると思います。中小経営者に寄り添い、本当の意味で伴走支援を目指すビジネス支援プラザとして誰しもが保持すべき資格でしょう。


今日もありがとうございます!
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