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企業経営アドバイザー!

皆さん、おはようございます!
財務という仕事を預っていますと、必然的にExcelなどを活用して表計算を多用することが多いものです。大体の数字の並びを見ていると計算があっているかどうか自然と目に飛び込んで来るものです。そんな慣れも手伝ってかプロとして犯してはならない痛恨のミス。



最近、マーケティングやコピーの専門家で、ビジネス支援プラザのパートナーである知人から「企業経営アドバイザー」なる資格を取得しようとしている話しを聞きました。この資格は、一般社団法人日本金融人材育成協会が2020年から総務省からのお墨付きを貰って始めた資格の様で、中小企業の経営支援を行うことができる人材の技量を測る検定試験です。


資格社会の中で、またも新たな資格が創設されたのかと思いきや、検定試験科目を調べてみますと、これからの中小企業経営支援において不可欠な経営デザインシートを用いた「事業性評価」および傾聴技法を用いた中小経営者との「対話力」が目玉に据えられています。これからの中小経営支援に必要な内容となっており、より実践的な資格として共感できます。


上位に位置する類似資格である中小企業診断士が知識量を問う国家資格であるのに対して、決して難易度が高い訳ではありませんが、中小経営者が抱える根本的な課題である事業ビジョンをどの様に描き出すのか、人間の側面に焦点をあて心理カウンセリング手法をも多用し
、経営者の思いや意志を経営デザインシートを用いて可視化していくことに注力してます。


もちろん、それら経営支援を行うためには基礎知識も必要であり、企業財務、企業経営・企業支援、企業法務、生産管理という専門領域に関する試験も課されているようです。私が中小経営者と接し、事業再構築や事業開発を行う中で感じ、試行錯誤しながら実践してきたことともオーバーラップしますので、私の遣り方が間違いではなかった自信にも繋がります。


これまでの中小企業というものは、戦後経済体制の中で大手企業を頂点とする暗黙の産業構造の中で、大きく踏み外さず自らの役割を担ってさえいれば何とか食べて行くことが出来ましたが、これからはその様な枠組みに依拠することなく、自らお客様を見出しそのお客様が欲する商品を創出していくことが不可欠となります。自分の手で市場を開拓することです。


その為には、これまで自らが蓄積してきた有形無形の技術、ノウハウ、知識について客観的に俯瞰出来ている必要があります。中小企業の場合、大手企業とは異なり、客体としての企業そのものが経営者から独立分離しているというより、経営者そのものに依存する関係にありますので、それは経営者自らが一人の人間として蓄えて来た事象を棚卸しすることです。


これまで自らの事業のビジョンを考える必要のなかった中小経営者にとって、それをどの様にして深めて行ったら良いか、その方法論が大きな課題として立ちはだかります。結論を先に言えば、それは経営者自身がこれまで生きて来た生きざまの中にあるものであり、それを自分で理解しながらストレッチさせていく必要があるということに尽きると思っています。


企業経営アドバイザー資格は、その方法を提供する入口となる基礎的な技量を理解する者としての証だと思います。もちろん、その後も経営知識、ビジネスモデル、カウンセリングなどの技量について自ら研鑽し深めて行く必要があると思います。中小経営者に寄り添い、本当の意味で伴走支援を目指すビジネス支援プラザとして誰しもが保持すべき資格でしょう。


今日もありがとうございます!
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