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シーズを活かしニーズに応える!

皆さん、おはようございます!
毎週火曜日の夜は、とある企業の創業オーナーを囲んで食事をしながらの研鑽会に参加しています。3名程度の塾生が塾長から薫陶を受ける貴重な時間という感じです。今月から会議室に弁当を持ち寄って開催しているせいか、塾長の会話がいっそう饒舌にみえます。



サラリーマンをしている時には気付かなかったこととして、自ら事業を営んでいますと広く社会に対して自分自身の価値を訴求することに試行錯誤しながら糧を得るという、傍から見れば不安定な生活と見られがちですが、それが非常に生きる醍醐味として感じることが多々あります。自らの肉体と知恵を駆使して働くことが労働の原点にすら見えます。


サラリーマンの仕事も労働ではあるのですが、会社という組織集団に雇用されますと、その中での自らの役割が規定され、宛がわれた業務に対していかに最良のアウトプットをするかということに終始します。そのアウトプットによる会社への貢献度合いにより給料や賞与という糧が増加したり、昇格というインセンティブにより動機づけられています。


今のサラリーマンは、従来に比べれば自己裁量で仕事を進める余地が増えたとはいえ、自ら事業を営むのと比べ、所属する会社の売上が自らの生活に直結していない、言い方を変えれば身体を拠り所として糧を得ているのかどうかという点で相違していると感じます。この醍醐味に慣れますと、もうサラリーマンへは戻れないのが正直なところでしょう。


事業の原点とは、その様な労働観から生まれて来るものと思います。創業経験のあられる方なら誰しもが感じていることだと思いますが、会社における新規事業創設とは趣きを異にします。分業体制を是とする会社組織では、新規事業創出に多くの方々がプロジェクトとして関わると思いますが、それでは魂の籠った事業を生みだすことは難しいでしょう。


個人で新たに事業を始める場合、会社のように蓄積された資源がありません。まずは生身の人間として持ち得る能力、特技などの資源(=シーズ)に焦点をあて、自らが社会に対して提供できる付加価値の高いサービスを充分に見極める必要があります。お客様と真摯に向き合い、お客様が抱える困ったこと、課題に対して、どの様な解決ができるかです。


それが事業をはじめる場合の基本だと思います。自己内省してもなかなか自身の強みに気付かないものですが、お客様との遣り取りを繰り返す中で、自身が提供できる付加価値に気付かされ、磨かれていくものかもしれません。最初は、サービスに責任が付きまとうせいか、自身のシーズを過小評価しがちですが、そこは慣れとしか言いようがありません。


私の場合でしたら、絶対に自身のあるシーズは、資金調達や経営管理、M&Aといった広い意味での「財務」でしたので、これをシーズとしてニーズのある中小企業の半ば業務代行に近いアドバイスから入って行きました。それから3年が経過して、お客様の揺るぎない信頼を得るようになり、もう少し提供するシーズの幅を広げようというところです。


いま提供するサービスはサラリーマン時代に培ってきたシーズを基にしていますが、持って生まれたシーズを掘り下げてみますと、人や事業の長所を引き出し、人と人、事業と事業を組み合わせることにより、新たな付加価値を見出す能力が備わっている様です。このシーズを活かして、新たな事業をオーガナイズすることも手掛けてみたいと思います。


今日もありがとうございます!
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