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Amazonの知的資本経営

皆さん、おはようございます!
今日も朝から日差しが強く「夏!」ですね。
光陰矢のごとしではありませんが、
早くも経営革新等支援機関研修も3クール目で、段々とヒートアップです。


最近、業界研究の一環で物流業界の資料を追いかけてました。
最初は、今日におけるエポックなユニークなビジネスモデルとして、
ラクスルが始めたハコベル。この事業の形態がシェアードビジネスならぬシェアードエコノミーと知り、目から鱗でした。


大手物流会社を軸に中小下請け業界への運送委託によって成り立っているこの業界、
なかなか末端の運送会社にまで効率良く荷物の運送が行われていない。
そこに目を付けたラクスルが印刷業界で得た印刷機稼働閑散の平準化で得た知見を
物流業界に応用するとは大したものだと思います。


ちょうど宅配便業界が、
生産労働者需給の逼迫や再配達による業務効率の悪化を背景に、
サービス内容の大幅な見直しをしている時期だけに、
必見に値すると思います。


もともと家庭へのラストワンマイル問題は、
物流に始まったことではなくインターネットの黎明期には、
誰がインターネット回線のラストワンマイルを覇権するかで話題を呼んだ時期が90年代にありました。


物流業界でのラストワンマイルは、
インターネットとは異なりリアルに人が手渡しで対応しなければいけないという意味で、
単なる過剰サービスという限定的な意味を超えて、
あらゆる暮らしを支えるサポートビジネスに繋がる金脈でもあると受け止めています。


例えば、世の中でIotと囁かれていますが、
電子機器と電子機器が直接ネット回線で繋げるだけではなく、
そこで蓄積した情報を活用して暮らしのサポートに活かせなければ意味がありません。
では、そのサポートビジネスを誰が手掛けるのでしょうか?


最近では、コンビニ、ファストフード、外食チェーン迄がデリバリーを行う時代です。
古くは新聞配達というものも今でも続いています。
でも、宅配便をはじめそれらが玉石混合に競い合ってもらっても、
消費者の立場からは都合の良い時間に、誰かが代表して来てくれれば済む話しです。


その意味では、宅配便業者が自らのサービスに限定してものごとを考えるのは、
少々、狭すぎるのではないかと思います。
もしかするとBtoBで事業を行っているハコベルがBtoCに参集したら、
直ぐに解決できる問題かもしれません。


一方、Amazonです。
当初、ロングテールというマーケティング効用を生み出した、インターネット書籍販売だったはずですが、最近では完全に物流会社ですね。大型貨物機をリースして自社運航しているのみならず、ドローンでの戸別配送を真剣に遣り抜く計画だそうです。


皆さんも、Amazonの注文から即日配送に気が付かれていると思います。
広大なアメリカという土地柄からは、その様な日本人受けするサービスまでは求められていないはずです。なぜ、そこまでコストが掛かる高付加価値サービスに注力するのでしょうか。


最近知ったところでは、
Amazonは楽天やYahoo!ショッピングの様に出店形式も始めています。
後者が主に代金決済に終始しているのに対して、
Amazonでは物流網も開放しているところが大きな違いです。


推測ですが、これからの流通業は物流を制したところが競争優位に立つと思います。
先のリアルな部分でのラストワンマイルを想定しますと、ただ単にモノを届けるだけではなく、将来的にその背後には様々な暮らしのサポートビジネスが控えています。
インターネットでもそうですが、如何にリアル分野で各家庭を囲い込むか。。


そこがAmazonの狙いである様にも思われます。
このAmazonが90年代に創業した時には、
創業者の自宅のガレージで必要最小限の在庫しか持たずに、
注文の都度、書籍流通販社から購入をしていたというのは驚きます。


ただし、書籍を買おうとAmazonのサイトを見ますと、
書籍の内容が手に取る様に分かり、また第三者による書評というのは、その本を買うかどうかを判断する時にとても参考になりますよね。
創業当初のアイディアはこの辺から始まったのかもしれません。


事業を行ううちに、
書籍以外への転用を考え付き、また流通から物流へ思いを馳せているものと思います。
このAmazonが他急便業者との取引取止めにより、
自らハコベルの様な運輸組織網を作り始めているのが頷けます。


身の丈の出来ることから始める。
これが事業の鉄則なんでしょう。中小企業においても同じだと思います。
自らの事業資源の一番強い部分に着目し、無理のない範囲でその意味性を変換させながらそこを伸ばして行く。事業とはその繰り返しなんだと思います。


さぁ、財務という経験と知識しか持ちえない私の事業資源をどの場面へストレッチして行くか。自ずから取れるリスクの範囲は充分に理解しているつもりです。
アイディアという知的資本をマネタイズする為には
何から手掛けるべきか。私の場合、そこが知恵の出しどころですね!




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