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コスモ石油が新しいリース事業!

皆さん、おはようございます!
いよいよ2019年の経済も今日から始動します。暦の関係で、月曜日が仕事始めの会社も多いのかもしれません。今年は、情報技術が様々な既存事業、既存商品へ入りこんで来る年になると思います。その意味では、企業提携も増え楽しみな年になりそうですね。



コスモ石油系列のコスモ石油マーケティングが自動車免許取得とカーリースを組み合わせた新サービスを今年の1月より開始するそうです。普段、石油会社といいますと、クルマにガソリンを給油する時くらいしか馴染みがなかったのですが、ガソリンスタンドを拠点とした新たなサービス事業の動きとして目が留まりました。


新たな商品名は「めんくるパック」サービスといいます。全国30ヶ所の自動車学校と提携(=今年度中には全国500ヶ所に拡大予定)し、免許の取得費用がクルマのリース料に組み込まれており、初期費用が不要となる仕組みの様です。免許取得のための教習中にリースする車種などを選び、免許取得後にクルマの利用を開始できます。


リース契約は5年間で、国内の自動車メーカーの全車種を契約することができ、プランには車検、自賠責保険、タイヤ・オイル交換などの費用が全て含まれているそうです。
リース価格はホンダのN-BOXで月額3万5千円の見込みとのことです。もちろん、コスモ石油でガソリン給油時の値引きもパッケージされています。


既にコスモ石油マーケティングでは、2011年4月より「コスモスマートビークル」としてカーリース事業に取り組んでおり、昨年6月末時点で累計契約台数が5万台を突破したそうである。調べてみますと、このコスモスマートビークルは、人気リース会社ランキングで堂々第2位にランクインされています。


人気理由は、お客様の車との付き合い方に合わせてメンテナンスプラン、走行距離制限、リース期間、頭金やボーナス払いの有無などを自由に組み合わせで設定できることです。柔軟にカーリースのプランを立てられるところが魅力となっているようです。このコスモスマートビークルに運転免許取得プランを付加してのが「めんくるパック」です。


最近、若者の自動車離れが増加傾向にあり、早い段階から金銭的な負担感を感じさせずにクルマの利便性をアピールする狙いがあると思います。コスモ石油グループからみれば、クルマを利用頂くということは、ガソリン販売、車検、定期点検、各種メンテナンスなどで、自社のガソリンスタンドを利用して頂くことに繋がります。


お客様から見ましても、自己所有するよりも、クルマの維持に必要なメンテナンスやコストを包括的に依頼した方が、煩わしさも軽減されますし、コストも安くなる(=支払条件も柔軟に選べる)ことが考えられます。確かに全国にある約3200ヶ所のガソリンスタンドはクルマユーザーにとっては欠かせない利便機能であると言えるでしょう。


いま、コスモ石油をはじめとする石油元売り企業は5社まで再編が進み、今年には3社体制になる見込みです。人口減少、エコカーの普及で、国内の石油製品市場は縮小の一途をたどっています。ガソリンなど燃料油の供給能力は販売量を24%も上回る状況が続いており、製油所の再編を急がなければならない状況にあります。


その様な中で、石油元売り会社が自らのガソリンスタンドという経営資源を最大限生かして免許証プラスカーリースというパッケージ商品化は、お客様との関係を深耕する付加価値の高い商品という意味で画期的だと思います。いままでの石油元売り業界であれば、ガソリンの単価競争することにより差別化を図ることしか出来ていなかったと思います。


自らのガソリン販売量を増やし、ガソリンスタンドの稼働率を高める為には、単に自らが持つ事業資源を活用して商品を提供するだけではなく、自社の事業に足りない資源を社外に求める発想を持つことが重要です。コスモ石油の場合には、若者のカーライフというお客様視点で、社外資源である全国の教習所と提携しているところが要点だと思います。


このクルマというモビリティサービスの分野は、CASE(=つながるクルマ、自動運転車、カーシェアリング、電気自動車)と言われるように、世界の自動車メーカーをはじめ、情報通信業界が注目しています。その時のキーワードが、情報であり電気だと思います。クルマの燃料がガソリンから電気に変わる日もそう遠くはないと思います。


その時に、石油元売り会社がガソリンスタンドを使用して、電気供給ステーションとして衣替えしているのかもしれません。しかし、自らが持てる経営資源の強みを見極めて、それと補完できる外部企業との連携関係を進め、お客様に価値あるサービスを提供して行くことは、これからのビジネスに必要不可欠な視点だと思います。


今日もありがとうございます!
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