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情報化社会のこれから!

皆さん、おはようございます!
昨日は日中は暑かったですが、陽が落ちると秋風が心地よかったですね。
10数年振りに渋沢栄一生誕の地、埼玉県の深谷まで行って来ました。
駅前はまったく変わっていませんでした。



情報技術革新といいますと、身の回りを見渡せばスマートフォンというデジタル情報家電を人々が手にするようになっています。個人がインターネット、携帯電話という手段を使い、パーソナルに情報を発信し、受信できる様になったこととして受け止められていると思います。すでに日常に溶け込んで違和感がないでしょう。


また、その情報端末を活用してSNSを通して様々な人と繋がることが出来る様になっています。そして、アマゾンや楽天のようなネット販売サイト、メルカリのようなシェアリングエコノミー、各種のクラウドサービスが新たなビジネスとして提供され、私たちの生活の中に浸透しています。


いずれもパソコン、タブレット、スマートフォンといった情報端末とそれらをデジタルで繋いでいく、インターネット、無線通信というインフラの技術革新により普及してきたものです。それらをどの様に使うかを規定するサービス(=コンテンツ)の広がりについては、10年前には想像もつかないほど様々なものが増えています。


ハードウエアーと通信については、既に汎用的になっていますので、日進月歩で機能が高まって行くことはあっても、技術革新により全く新しい概念が誕生することはないと思われます。むしろ、それらハードウエアや通信と人口知能(=AI)が結び付くことにより、いままで想像も出来なかった様な新しいサービスが提供される様になるのでしょう。


Iotの世界が広がって行くのはこれからであり、モノがインターネットで繋がりAIにより機械が自動で制御される世の中が本格化していくでしょう。全ての家電機器が人間とのインターフェイスを考慮して自動制御される。例えば、その家庭に住まわれる方の行動パターンを学習し、それに合わせて家電機器が自動で動くことも考えられます。


そう考えますと、いままでの社会の様にモノを生産して販売してお終いではなく、モノを販売した後にそのモノがどの様に使用されるか。その使用時においてどの様なサービスを提供できるかという付加価値の部分が重要になってきます。これをモノからコト化する社会ということができると思います。


ドリルを買うのは、ドリルが欲しいからではなく、壁に穴を開けたいからです。壁に穴を開けられるのなら、別にドリルを買わなくとも、シェアリングエコノミーによるタイムシェアーでも、ドリルを持っている人に開けて貰ってもいい訳です。流石に大工さんに頼むと高くつくので、仕方なくドリルを買っているのが本音ではないでしょうか。


この様に情報革新は、単にハードウエアと通信ネットワークという汎用機器の普及の時期を終えて、本格的に私たちが今まで築き上げてきた常識を翻し、モノ消費社会からコト消費社会へと変容しようとしています。巨大な産業である自動車業界ですらCASEを新たな事業目標として、いかにクルマを利用するかに目的が変わってきています。


CASEとは、つながるクルマ、自動運転するクルマ、クルマのシェアリング、電気で走るクルマの英語の頭文字を繋いだものです。所有を目的とするクルマから、移動手段として効率的に走るクルマを目指しています。特にトヨタ自動車では、カーシェアリングでの運転情報を自動運転車に活かすべく、異業種との連携を強化しています。


CASEを目指しているのは既存の自動車産業だけではなく、ITをはじめとする異業種からの参入も増えており、新しい概念のクルマは必ずしも自動車産業の専売特許ではなくなっています。クルマの心臓部は、エンジンや機構といったものから情報技術に移り変わりつつあります。その様な中で、異業種同士が協働するのは当然の成り行きといえます。


今までの時代の自前主義から協働主義へ事業の捉え方が変われば、当然に企業内での仕事や職場のあり方も変容せざるを得ないと思います。日本型慣行である横並びの終身雇用は維持することが難しく、より個性を尊重した労働環境へとシフトしていくと考えます。個人個人が独立した事業者の様なつながりになっていくことでしょう。


今日もありがとうございます!
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