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メルカリ、ラクスルの株式公開!

皆さん、おはようございます!
今朝は緩やかなまったりとした青空が大きく広がっています。
今日は49日法要。昨夕から新潟から出て来た親族とともに、昔話に花が咲いています。
顔を合わせる度に、世代が持ち上がっていることに互いに年を感じざるを得ません。



最近、シェアリングエコノミー(=共有経済)をビジネスモデルとする新興企業の株式公開が本格化してきた様に思います。株式公開企業といえば、一次産業から三次産業まで多岐にわたりますが、大方は製造業と流通業が大半を占めています。これら企業のビジネスモデルといえばスケールメリットを追求するこの150年間続いた形態です。


これに対して、これから株式を公開しようとするメルカリ、ラクスルは、それとは全く異なるビジネスモデルを持つ、新しい時代のビジネス形態ということが出来ます。情報ネットワークを前提としており、プロシューマ(=生産消費者)という消費者が生産者(=共有者)でもある、今までの社会の常識では考えられなかった枠組みです。


今までのビジネスの常識では、消費者と生産者が明確に分かれており、その生産を企業が司っていた訳です。企業は商品の販売量、売上を拡大させるために、規模の経済(=スケールメリット)という生産の効率化により、商品の単位あたりの価格を逓減させる不断の努力を続け、専門分化した階層を持つ組織形態を創り上げて来た歴史です。


これに対してメルカリやラクスルは、自社に生産機能や物流機能を持たない、消費者とのインターフェースを繋ぐプラットフォームを構築し、個人間のフリーマーケット取り引きの仲介をしていたり、印刷や物流を希望する消費者と各々を供給する事業者を仲介する存在です。これも情報ネットワーク技術の進展が成せる技だということが出来ます。


メルカリは、フリマアプリを入手すれば誰でも自由に自らが要らなくなった洋服やバッグなどを仮想のフリーマーケットで売買できます。今では、消費者が最初から一度着たのちに転売することを前提に高級ブランド品を買い求めるという世相であるとも言われています。転売価格を考えれば、レンタルをするような感覚で買い物を出来るのですね。


ラクスルは、ビジネスマンであれば名刺の印刷でお世話になったことがあると思います。
全国の印刷工場や物流業者をネットワーク化し、小規模需要と空いた印刷設備を有効に活用したい事業者をマッチングし、非常に安い価格でスピーディに取り引きを成立させています。消費者が発注しやすい様に、デザインのテンプレートを用意しています。


メルカリもアスクルも、商品を生産している訳ではありませんが、大手企業が中心となって作られてきた現社会の仕組みといえる上から下への流通システムとは異なり、誰しもがそのプラットフォームに参加すれば、分け隔てなく流通が成立するフラット(=水平展開)なシステムを構築していると言えます。


誰が恩恵を受けるかと申しますと、少量を自らが思う価値で購入したい消費者はもちろんですが、供給する側が今まででしたら大手企業であったものが、個人であったり、個人事業者であったり、中小企業もそこに参加することが可能になります。確かにそれらの供給者は、今まででしたらマスマーケットにアクセスすることが難しかった訳です。


この個人、個人事業者、中小企業を敢えて生産消費者(=プロシューマ)と意味づけます。消費者でありながらにして、供給者(=生産者)になり得るという意味です。
彼らはマスマーケットにおいての大量生産により価格逓減はできませんが、少量生産だからこそオリジナルな商品を供給することが出来ます。


ちょうど消費者の購買動向が、日用品については経済合理性を追求して価格訴求しますが、自らの暮らしを豊かにする嗜好品については積極的に自分ならではの逸品を探し求め、その自らの感性に合う価値を見い出すという意味においては、プロシューマが供給する手作り感溢れる商品がフィットすると思います。


これからの時代、このプロシューマ達が情報ネットワークを活用して、消費者と直接アクセスする機会が増え、経済の大方を占める時代がやって来ると思います。ネットでの決済機能が充実してくれば、もしかしますとメルカリやラクスルといった仲介機能は必要なくなり、キュレーションという立場に置き換わるとも考えられます。


むしろ、このプロシューマ達の情報発信機能を高めるためのオウンドメディアの充実が当面必要になる様に思えます。既存の大手企業といわれるグループも、これらプロシューマを取り込みながら新たな商品開発に活かして行くことになるのではないかと思います。
この様な社会になりますと、いまの雇用環境は一変してしまいそうですね。


今日もありがとうございます。
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