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これからの時代の経済!

皆さん、おはようございます!
今日は朝から重たい雲が空に張り付いている感じですね。
日中は晴れ間が顔をのぞかせる様ですが。
49日法要も終わり一つの区切りがつきましたが、月日が経つのは早いものですね。



東京都が社会的課題を事業として解決する社会的起業家に空き家を仲介する事業を始めるそうです。コーディネーターが空き家物件の情報提供や所有者との調整を図り、社会的起業家に立地にあった事業プランを練ってもらうことで、起業家育成や空き家の活用とともに地域の問題を解決する仕組みです。


空き家問題自体が顕在している社会の課題であり、それを活用するだけでも社会的な意義が高いと言えますが、今回のポイントは社会的起業家に例えば児童養護施設を退所した18~19歳の若者の自立を支援するシェアハウスへ転用するプランなどを実施して貰うことを想定しているようです。


社会的起業家とは、公営と民営の間にある福祉、教育、地域づくりといった利潤追求だけでは成り立たない社会が必要とする課題を寄付や補助金に頼らずに事業を通して解決する起業家のことです。バングラデシュで貧困層の自立を促すマイクロファイナンスを手掛けるグラミン銀行を創設したムハマド・ユヌスさんが広く知られています。


今回の取り組みは東京都が中心となって計画が進められていますが、例えば不動産会社が主体となって空き家対策として社会的起業家へ建物を仲介し、社会的起業家の事業化支援をするコーディネートまでを手掛けることも出来るはずです。社会的起業家が手掛ける事業も、今回の様に公共福祉的色彩が強い事業ばかりではないと思います。


結局、今回の東京都が計画するところは、社会的事業が公共事業を想定しているため助成金を前提としているところが少し残念に思われます。助成金を貰ってしまいますと、事業の箸の上げ下げまで行政から細かく指導や意見に従がわなければならなくなりますので、事業としての自由度が狭められてしまうからです。


ただ、最近の傾向として、寄付金や助成金に頼らない本来の社会的起業家が増えていることは歓迎すべきことだと思います。公営事業も財政の関係で出来るべきことが限定されていますし、民間事業も選択と集中により事業を専門特化させる傾向がある中で、公営事業と民間事業の間に新たな社会のニーズが生まれているのは現実だと思います。


企業におけるCSV(=Creating Shared Value)経営という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 マイケル・ポーター教授が提唱した考え方であり、「共通価値の創造」と理解されています。企業が社会課題等に主体的に取り組み、社会に対して価値を創造することで、企業の経済的な価値がともに創造されることを意味します。


共通価値の創造は、企業が利益を出しながら社会に貢献していくという考え方です。企業が社会にどのように貢献しているか、それは企業イメージや姿勢にも繋がっていきます。また、この考え方は大手企業ばかりではなく、起業しようとする者にとっても非常に重要な考え方となっています。


なぜなら、事業とはこれから成長して行くプロセスのなかで、多くの利害関係者を協力者として取り込んで行く必要があるからです。そこに社会貢献性があることを投資家やお客様は見ているからです。EGS(=環境、社会、ガバナンス)への配慮は、今や大手企業が事業を営むための考え方だけではなく、私たち生活者の常識となりつつあります。


情報技術の進展により、時代は資本主義社会を背景とした企業による規模の経済の追求から、範囲の経済や共有経済へのシフトをはじめています。その結果、企業は自前主義であらゆる事業に関わる機能を自社内に取り揃える体制から、自らの強みを強めながら他の企業と連携する体制へ切り替えはじめています。


その様な経済環境と社会的起業家やCSVといった社会的な価値観が重なり合って(また生産者と消費者との境目が曖昧(=プロシューマ)になることも想定されます。)、これからの社会は今までの企業の論理に留まらず、個々人をも含めた事業主体が協働し合いながら事業を通して社会の課題を解決して行く様になるのではないでしょうか。


その時の事業主体の枠組みとして、株式会社という仕組みをも凌駕した、新たなコモンズの精神が生じて来るのではないかと思います。ある一定の社会の課題に対して、同じ志を持つ企業や個人が自らの地域における共有利益を享受する連携に参加し、プロシューマ(=生産消費者)にも似た新たな形の協同組合型の枠組みが必用になるように思えます。


今日もありがとうございます。
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