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事業と芸術!

皆さん、おはようございます!
昨日、東京駅のステーションギャラリーに立ち寄ってみました。
昔ながらの面影を残す建物の空間を上手く利用した素晴らしい施設だと思います。
高層ビル群に囲まれたたずむその姿が100年の歴史を感じさせます。



イオンが中国のベンチャー企業と合弁でスマートショッピングセンターの開発に乗り出すそうです。買い物データを最適な店舗運営や品揃えに役立てたり、買い物カートに入れた時点で決済が済む等、店舗の無人化が狙いにあるようです。まずは中国にある430店への導入を目指し、将来的にはシステムの外販を目指すそうです。


この店舗運営の無人化については、先日もHISの澤田秀雄社長がハウステンボス内のホテルで培ったAIを活用した省人化運営ノウハウをハウステンボスの運営にまで拡大するのみならず、HISの店舗運営にも活かして行くことに触れています。ハウステンボスのホテルではたった4人でホテル運営を行っているそうです。


工場や物流施設の無人化が実用化されていますので、商業店舗も技術的には無人化して行くことが可能なのでしょう。技術によって、子供の頃に本で読んだ「未来の都市」が現実のものとなっています。技術の力というのは素晴らしいと思わざるを得ません。
それを現実のものとして実現しようとするイオンやHISも凄いと思います。


この施設の無人化運営も、産業界全般に売上が伸びなくなっている中での利益拡大や来る人口減少における労働需給逼迫を緩和させる必要から出て来たアイディアだと思います。
そこで蓄積されたノウハウを販売できれば、新たな売上拡大に向けた需要創造に繋げることも出来ると思います。


いまの産業界を見ていますと、大方の企業がこの様な将来に繋がる新機軸を打ち出せずにいるのではないでしょうか。従来から営んでいる事業の切り盛りに終始してしまい、手っ取り早くM&Aを行い新たな市場を獲得することにより売上拡大に結びつけたり、最悪の企業では談合により売上の維持を図ろうと凌ぎを削っています。


この違いは企業文化にもよると思いますが、実は経営者の創造力に依存するものなのではないでしょうか。最近の企業経営者の多くは、大学を新卒で入社し、生え抜きでトップにまで上り詰めていると思います。その様な経験を経てトップになると、どうしてもマネジメント型、社内調整型の官僚的な役割が身体に染み付いてしまうのでしょう。


情報技術の進展により、明治維新以来の時代が大きく変化する現在において望まれるトップ像は、将来に対する夢を描き、それを実現して行く人、ということになると思います。
ちょうど松下幸之助や本田宗一郎の様な人財がそれに当て嵌まるのでしょう。未だ世の中にないものを思い描き、その夢に共感する人々が集まり、コトを実現する。


その様な夢(=ビジョン)は何処から生まれて来るものなのでしょう。
未だ見えないものを現実のものとして捉え、可視化して行くプロセスは、人間の内面のエネルギーにしかあり得ません。希望とか、情動とか、欲望といったメンタルを拠り所とする「創造力」と言われる創作活動なのでしょう。


しかし、それは決して白いキャンパスに絵具を入れるのとは異なり、過去の事実や経験の上に少しだけアレンジを加えて創造力を膨らますことにより生じて来るものだと思います。芸術家は、現在の社会的な現実を捉え、それに対する思いを絵画や小説や建築といった作品に込めて可視化する創作活動を行っています。


その行為自体は、芸術作品に限らず、ビジネスであっても同じだと思います。アウトプットされる作品が「事業」そのものであると思うのです。絵画なら絵画、小説なら小説、建築なら建築の歴史の中で受け継がれてきた技法があり、それに則って表現することが求められます。事業でも外してはいけないコツがあるのと同じでしょう。


その意味では、芸術と技術は一体不可分であり、ビジネスにおいても技術ばかりではなく創造力としての芸術の素養も必要だと思います。いまのビジネス界を見ていますと、技術ばかりで物事を語ろうとしている所に矛盾が生じているのではないでしょうか。全てを合理性のみで説明しようとするが為に、夢の様な話しが切り捨てられているのでしょう。


創造力の切っ掛けとして、社会的な問題を直視する必要があります。
情報技術を活用して社会を便利にしていくことも勿論大切なことだと思いますが、いま一つ大切なのは、アイディアや創造力といった主観に基づく合意形成が難しくなっている企業や社会の仕組みにもう少しゆとりを持たせることではないでしょうか。


今日もご覧いただきましてありがとうございます。
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