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企業系列の行方!

皆さん、おはようございます!
今朝は、凍てつくような寒さですね。過去最強の寒波で全国軒並み氷点下です。
今までの記憶の中で、我が家のお湯が出なくなることは初めてだと思います。
外は既に明るくなっていますので、早く気温が上がってくれるといいですね。


これからの自動車産業といいますとCASEを想起します。情報通信で繋がる(=C)クルマ。自動(=A)で運転するクルマ。クルマのシェアリング(=S)利用。そして、電気(=E)で走るクルマです。いずれもAIやIoT等の情報通信技術を基礎とすることにより成り立ちます。



同じ四輪で走るクルマですが、その車体設計以外の機構メカニズムは、今までとは全く異なるものに変容しはじめているようです。エンジンがモーターに置き換わっただけで、それに付属するラジエター、セルモーター他の部品が必要なくなり、それと同時に各種センサー、先端電池、画像認識システム等の新たな部品として必要になります。


今までトヨタ自動車をはじめとする自動車産業では、それら部品の調達に「系列企業」といわれる企業群によって支えられてきました。自動車メーカとの資本関係の有無に関わらず、家族主義的な安定的体制を整えることによってジャストインタイムの様な世界にも誇れる効率的な生産体制を実現してきたわけです。


どころが、クルマの主要部品が情報通信技術等の先端技術を活用した部品により構成される様になると、いままで培って来ました1次サプライヤー、2次サプライヤー、3次サプライヤーといった企業からの調達ではなく、AI、画像認識システムといった世界でも先端を行く企業からの調達に切り替える必要が出て来ます。


その様な先端技術を持つ企業は、必ずしも自動車産業だけにシステムを供給するだけではなく、様々な産業に対して必要とされる技術を提供しています。また、自動車産業向けであっても一自動車メーカー専用ではなく、複数の自動車メーカに並行して供給する構図が描かれています。自動車メーカーとしても独自性を描き難い時代が到来します。


今までの系列企業内の取引であれば、例えばトヨタ自動車が部品調達価格のインシアチブを持っていましたが、これからのCASE時代のクルマ作りでは、むしろ先端技術を提供する企業が供給価格のインシアチブを持つ様になると考えられます。自動車産業は今までの基幹産業の雄としての地位が揺らいで行くことにならないでしょうか。


自動車メーカーを頂点として系列企業としての組織体制が崩れ、自動車メーカーとしてのキャッシュポイント(=利益の源泉)がクルマを作ることではなく、そのクルマをプラットフォームにして、いかに新しい課金ビジネスに変容(=規模の経済から範囲の経済化)させていくかという流れになると思います。


新しいクルマを軸としたサービスによる差別化を図らずに、今までのスケールメリットを追求するビジネスモデルのままでいますと、この資本主義経済の下での行く末は国境を越えた業界再編に至ることになるでしょう。この様に情報技術革新は、単にクルマがICT化するのみならず、その生産体制まで覆す力を持っています。


もう一つ、いままで1次サプライヤー、2次サプライヤー、3次サプライヤーとして自動車メーカーを支えてきた部品メーカーは、今まで築いて来た技術力を糧に新たな商品を開発して行かなければなりません。単に今まで培ってきた商品を転用するという発想ではなく、生産技術を活用した最終消費者向けの商品が良い様に思います。


例えばラジエターメーカなどは、新しくエネルギー企業として家庭用ヒートポンプなどを手掛けては如何でしょうか。ヒートポンプは新築住宅では珍しくなくなりましたが、まだまだ既存住宅では設置されていない居宅が多く、今後増加が見込まれるリノベーション、リフォーム需要を取り込むことが出来れば良いと思います。


情報技術は、産業用機器の部品としてだけではなく、プラットフォームを通して最終消費者と供給者を最適かつ効率的に結びつける機能をも持ちます。アパレルベンチャーで始まっているプラットフォームを通じた、中小縫製メーカーと最終消費者を結びつけることによってカスタムメードの商品を提供することも可能です。


これからの時代はマス経済からパーソナル経済に向かって行きます。パーソナル経済に向かって行きますと、少なからず個人消費の需要を喚起することになります。その為にも、やはり企業主体社会から、個人主体の社会へと意識的に助長して行くべきだと思います。より良い豊かな暮らしを創造する為にも、働き方改革を推進すべきでしょう。


今日も、ありがとうございます。
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