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器用貧乏?!

皆さん、おはようございます!
事業を行うためには、企画、マーケティング、営業、財務、法務、人事などの知見が必要になります。これまで会社再建業務や起業などを行ったことがあるせいか、それら一通りを自分でできてしまいます。どの業務もその根底には人間が介在していることが本質でしょう。



化学メーカーに勤めている時に、経営戦略部に在籍して株価を6千億円ほど高めた実績を持つことは、これまでも触れたことがあると思います。自分で経営計画を組み立てながら実際にM&Aや事業再構築を行いながら達成した実績なのですが、2000年代前半の企業といえば資本コスト概念も持たず、手垢の付いてない状態だったから出来たのかもしれません。


ピラミッド型階層構造を持つ大手企業といえば、各部署ごとに役割が明確に決まっており、そこで働く同僚たちは専門特化した仕事を掘り下げ、会社として全体が機能するメカニズムにチャップリンの「モダンタイムス」ではありませんが、時計の歯車が上手く嚙み合わさったシステムに、田舎者が都会に出てきて辺りをキョロキョロ見渡すような驚がありました。


それまでも大手流通グループに在籍していたこともありましたが、仕事をプロジェクト単位で動かしていく役割でしたので、様々な業務を一通り自分でこなすことがあたり前の感覚を持っていましたので尚更です。M&Aを実行する場合にも、自分で方針を立てスケジュールに落とし込み、株価算定や契約書の作成まで一人で行う姿に周囲は奇異に感じたようです。


同僚OLからは職人呼ばわりされる始末であり、特に法務や経理関係の部署からは自分たちのテリトリーを侵食する外敵にも似た構えを示していました。M&Aの取引先との交渉場面で、関係部署が連座して折衝をしていては即断即決が求められる場面では交渉が前に進まないため、あらかじめ要点を事前に各部署に確認しておき事業部長と二人で行っていました。


取締役会でM&A実施決議がなされるのですが、担当役員が契約書案文について周囲の役員からの突っ込みに答え切れず、随分と私宛に内線が架かってきたものですが、要点を全て網羅しているため、逆に法務担当役員の立場が無くなるなどということもあったようです。その様な異分子でしたが、当初は懐疑的であったCFOからだけは認めて貰っていた様です。


「君のような社員はうちの会社にはいないよ」「困ったことがあったら言ってきなさい」などの声を掛けて頂いたことは嬉しかったです。いま振り返ってみれば40才前後に生意気盛り過ぎたかなと思う反面、ことM&Aなどを進める時に合議を採っていたら出来る案件も出来なくなってしまうよな~、だから大手企業の行うM&Aは成功に覚束ないと感じてます。


私としては、視野を広げ柔軟で多面的に物事を捉えているだけなのです。視野を広げることは、思考や知識の幅を広げることでもあります。物事を多面的に見る能力を持つことが重要であり、状況を冷静に分析し、物事を俯瞰的にとらえることができます。知識や情報の量だけでなく、それらを抽象化して本質を理解して、改めて具体的な状況を判断することです。


現在でも仕事で関係のある中小経営者から、余りにも多岐に渡る仕事や判断が出来ることに驚かれることがあります。中小経営者からみれば私をコントロール出来ないことから扱い難く映るのかもしれません。どこまで仕事を任せて良いのか判断が付かないのでしょう。私からすれば、きちんと判断理由や目的を説明するのでどこまでも任せて頂けたらと思います。


今日もありがとうございます!
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