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私の考えるFP&Aのあり方!

皆さん、おはようございます!
二人の子供たちも30代に入り、自分たちの進むべき道を掴みだしたようで安心します。20歳代は誰でもそうかもしれませんが、まだ腹の中の肝が据わっていないため、軽く見えてしまうものでしょう。これからは私も良きライバルとして、頑張って行かねばなりません。



FP&A(=Financial Planning & Analysis)の主な役割は、財務会計や管理会計に関する深い知識を背景に、企業の経営戦略や意思決定について具体的な情報の分析・提示によって支援することにあります。日本では余り知られていませんが海外企業では一般的な役割で、CFOの傘下にある重要な機能として認知されているのです。


FP&Aは、経営戦略の策定や具体的な施策の決定のために、財務や会計の分野から必要な情報を提供し、経営者や事業部門長の意思決定を支援する役割を果たしています。元々はアメリカの企業で始まり、欧米の先進企業には大抵FP&A部門が設けられるようになっています。日本でも大手企業ばかりでなく中小企業でも今後需要の拡大が予想されるでしょう。


FP&Aの主な仕事内容には、一般的に①財務状況を分析し専門家の立場から経営方針をアドバイス、②管理会計の実施と経営のKGIやKPIの分析、③収益モデルや価格設定モデルの構築、④コミュニケーションスキルやITスキルが必要だと言われてます。経営や会計に関する専門家として、企業成長と戦略的意思決定を支援する重要な役割を果たしてます。


専門スキル以前に、経営者や事業責任者とのコミュニケーションスキルが最も重要だと思います。ただ単に経営者や事業責任者と対等に話が出来るに留まらず、その道のプロとして彼等の心理状態や個性を見抜き、より良き精神状態に導くことも必要でしょう。前例のない経営判断の拠り所は、彼等の事業に対する強い意志より導き出していく必要があるからです。


だからFP&Aは、単なる社内のコンサルタントに留まらず、時としてカウンセラーやコーチャーの様な役割を担うことも必要だと思います。これからの時代、経営者や事業責任者は
有能なマネージャーに徹することなく、イノベーターたる必要がありますので、どう事業を改編していくかは、自分自身の企業や事業に対する揺るぎのない熱い意志が必要なのです。


その意味ではFP&Aも単なる社内アドバイザーに留まることなく、自らも事業を立ち上げた経験を持つことによって、経営者や事業責任者の立場に立つことが出来るのではないでしょうか。その上で、専門的ノウハウを持って彼等に語り掛けないと、互いの信頼関係を醸成できないばかりか、本当の意味でのコミュニケーションに長けたアドバイスが出来ません。


それから、財務や会計の切り口から語り掛けても、それは過去の実績であり将来のあるべき企業や事業の姿を表すものではものではないことに留意する必要があります。FP&Aも自ら事業を構想しながら、財務数値に裏付けられたビジネスモデルを描き出し、それをビジネスプランに落とし込んで、経営者や事業責任者に対して語り掛けていく必要があるのです。


そして、あたかも参謀の様に彼等と供に企業や事業をプロデュースしていくことが不可欠です。現在のFP&Aという概念に留まることなく、自分なりに定義づけしながら理想の形にまで昇華させていくことが望まれると思います。その目的は、経営者や事業責任者を支え企業や事業を発展させていくことにあり、プロデューサーシップを発揮する必要があります。


今日もありがとうございます!
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